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マイクロソフトはMS-DOS3.3Cから、アップルは漢字Talk7.12からほぼすべてのOSを使用してきているが、新しいOSが旧OSより動作が軽くなったこと、起動時間が早くなったことは一度も無い。そもそもOSとはその時々の最新技術を常に織り込んでいかねばならぬものだから肥大化するのみだ。
だから雑誌などで6月3日にも出荷が噂されているWindows Vistaの後継OSであるWindows7の出来について、Vistaよりも起動が速いとか身軽だとか書いてあっても、おい、おい、あまり提灯持ち記事ばかり書くなよなと思ってしまう。 前から書いているがWindows2000,XP,Vistaは外観は異なっても中身は同じ、新鮮味はまるでない。夏が来れば半袖Tシャツ、冬が来ればダウンジャケットを着込む人間と同じで、見かけは異なっても本質は同じなのだ。 それにしても前回Vistaが発売されたときの周辺機器メーカーの対応はあまりにも遅かった。遅かったのか、それともマイクロソフトが笛を吹いても踊らなくなったのかは分からないが、Vista発売後1年経過しても対応しない周辺機器メーカーはたくさんあった。 Windows95,98,Me,2000,XPぐらいまでは発売と同時に周辺機器メーカーが競い合って対応ドライバを提供したものだが、Vistaに至っては完全に蚊帳の外。個人的にはマイクソフトの神通力が落ちてきた証拠だと思っているが、そのことに言及したPC関連雑誌はあまり記憶にない。 腕の覚えのあるPCマニアか、困難苦痛を楽しみに転化する技術を持っているPCマニア以外、それと時間だけはたっぷりとある人間以外は、新しいOSが発売されても少なくとも半年は手を出すべきではないというのは持論であるが、その最大の理由は周辺機器メーカーのドライバが対応していないとトラブルが発生する確率がとても高くなるからなのだ。 OSでトラブルが発生しないようにするコツはソフトとドライバをインストールしないこと、これに尽きる。OSをインストールした直後の"素"の状態が最もOSが安定している状態であり、その後にソフトやドライバをインストールすることによりだんだん安定性が失われていく。 だから何も"入れなければ"いつまでも安定した状態で使い続けることが出来るが、実際それではPCを活用することが出来ないので、必然的にソフトをインストールする。 そしてプリンタやスキャナーなどの周辺機器のドライバを入れるが、この段階でトラブルが発生するのだ。だから新しいOSの発売を成功させるには、周辺機器メーカーの対応が必然不可欠となるが、Vistaの時はそれがうまくいかなかった。それに懲りたのか、今度は発売前段階からマイクロソフトは業界を巻き込んだ活動を展開するなど準備万端らしい。 個人的にはWindows7に変わったからといってPCでの生産性が向上されるとも思えないのでほとんど関心がないが、発売後1年でどれだけ普及するのか見物だろう。個人的にはWindows7などよりGoogleの次のサービス展開の方がよっぽど面白いと思っている。 関連記事 ●2008年10月19日 ★Vistaが起動しないのでUSBメモリーで救済しようとしたが★ ●2008年05月11日 ★Windows Vista Service Pack1の導入後★ ●2008年05月05日 ★Windows Vista Service Pack1の導入★ ●2008年03月20日 ★Windows Vistaのサービスパックがついに登場★ ●2008年02月09日 ★Vista SP1は2008年3月中旬?★ ●2007年12月09日 ★Windows Vistaのサービスパックがいよいよ登場★
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