だいぶ前のMacintosh系雑誌を読んでいたときのことだ。とある学者が自分のPowerBookを人生の半分が詰まっていると称した記事が掲載されていた。ノートPCに人生の半分が詰まっていると公言するのもちょっと寂しい気がするけれどもとその時は思っていたものだ。
その雑誌は捨ててしまったので本意は分からないが、最近は少しずつその考え方も理解出来るようになってきた。なぜそのような変化が起きてきたかというと、最大の理由はGmailと書類のpdf保管。
このGmailの便利さについてはここでは言及しないが、とにかく場所を選ばず機器を選ばず、ネットに接続さえ出来ればどこでも過去メールを簡単に検索出来ることが挙げられる。外出先で携帯電話で過去メールをチェック出来ることの便利さは一度憶えてしまうともう必需品となってしまうもの。
容量も少しずつ増え続けており、現在は7.3GBと無料サービスとしては破格の保管量だ。さらに驚くべきはGmail自身も進化を続けていることだ。そのあたりの詳細はGoogle Maniaに詳しいが、最近ではメールの送信取り消し機能も登場するなど細かいところの使い勝手がどんどん良くなっている。
ここまで使い勝手が良くなれば、もうメールソフトは不用になってきた。Windowsは相変わらずOutlook2007を使用しているが、もうMacintoshではメールソフトを使わなくなってしまったのだ。Gmailに集中してメール保管しておけば、いつでもどこでもメールが見られるというのはありがたいが、問題はFAXや顧客からもらった資料などの保管だ。
いままではバインダーで分類して保管していたが、この方法の難点は即効性に欠けると言うこと。自分が欲しいときにすぐに出てこないのだ。しかもバインダーが保管されている場所でないと閲覧も出来ない。が、それも全てPDFにしてGmailに添付するか、あるいはマイクロソフトのSkyDirve(25GB)を利用することで解決する。こうすればいつでもどこでも仕事関係の資料は例え数年前のものであっても、わずか数分で探し出すことが出来るのだ。
書類は全てpdf、メールはGmailの二つを徹底し、あとはファイル名称にさえ気をつければ、二年前にもらったわずか1枚のFAX用紙でも即座にPC画面に出すことが可能になってきた。あのとき、ちょっと見た資料が今もう一度読み返したい、それもいますぐっていうときにPC画面で見られることの快適さは、一度味わうと病みつきになるもの。
その意味で先週届いたScanSnapだがどれだけ活躍してくれるのかとても楽しみになってきた。願わくばあとは無線LAN対応のみ。次期モデルでの対応を切に望みたい。
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