仕事柄、アドビのIllustratorやPhotoshopは必携のソフトだが、そのソフトで取り扱われるファイル拡張子の代表的なものが"ai"ファイルと"eps"ファイルだ。ちなみに用語辞典でaiとepsについて調べてみると次のように記載されている。
aiとは、Adobe Systems社が開発しているグラフィックスソフト「Adobe Illustrator」のネイティブなファイル形式として用いられる拡張子のことである。
epsとは、PostScriptのデータをソフトウェアで交換するためのファイルの形式のことである。
で、一番の問題は前述の専用ソフトがパソコンにインストールされていないと、中身を見ることが出来ない点。epsならまだしもaiファイルともなると、そのパソコンにIllustratorがインストールされていないと閲覧はまず無理。だから顧客とのやりとりで『このaiファイルって何?いくらやっても中身を見ることが出来ないよ』っていうことになってしまう。
じゃあIllustratorを購入すればいいじゃないかということになるのだが、ただ閲覧目的のためだけにおいそれと購入できるような金額ではない。ちなみに価格コム最安値は69,000円。
そこでIllustratorのaiファイルをIllustratorなしで見るようにしたいわけだが、実は本日紹介する方法は以前からあったもの。特段初めて紹介される方法ではない。が、私のPC環境では動作が不安定なこともあり、よくソフトが強制終了してしまったのだ。だから掲載するのをためらっていたのだが、最近久方ぶりに試してみたら強制終了することもなくなり、安定している。
とはいうもののこの日記を見て試される方が居たら、あくまでも自己責任・自己完結でお願いします。インストール後にPCの動作が不安定になってとしても私の関知するところではありません。
WindowsPCでaiおよびepsファイルを見るようにする方法
●Ghostscript 8.63 + GSview 4.9 の日本語版
1 Ghostscript 8.63 + GSview 4.9の日本語版をそれぞれダウンロードする。
2 gs863w32full-gpl.zip 10.5 MB (11,037,600 バイト)を解凍し、setupgs.exeを起動しインストールする。
3 gsv49w32.exe 1.43 MB (1,502,208 バイト)を起動しインストールする。
●XnView (非商用利用) v1.96
1 XnViewの日本語版をダウンロードする。
2 XnView-win.exe 5.07 MB (5,323,283 バイト)を起動しインストールする。
以上3個のファイルをインストールすると、XnView(画像閲覧ソフト)でaiおよびepsファイルを他のjpgファイルと同様に見ることが可能になります。
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