2009年05月21日(木曜日) 日本経済新聞 朝刊9頁より引用
2009年02月11日に掲載した"Windows7について思うこと"ではこう書いた。『だから雑誌などで6月3日にも出荷が噂されているWindows Vistaの後継OSであるWindows7の出来について、Vistaよりも起動が速いとか身軽だとか書いてあっても、おい、おい、あまり提灯持ち記事ばかり書くなよなと思ってしまう』
が、最近のWindows7に関する報道や記事を読んでいると、現行OSであるVistaよりも新しいOSであるWindows7の方がもたつきも少なく軽快操作であるという。にわかには信じがたい記事であるが、もし本当にそうであるのならば旧OSより新OSの方が動作が軽いという前代未聞の事態だ。パソコン業界を取り巻く環境が急変していることの証左だとも言える。肥大化する一方のOSやらソフト開発のあり方に一石と投じる事象として個人的にはとても興味深い。
Googleやネットブックの擡頭でこれまでと同様のOS開発ではさすがにまずいと思ったのだろう、大きく方向転換したマイクロソフトの姿勢は高く評価したいが、では肝心の新機能やら新サービスはどうなのだろうとの疑問が出てきてしまう。
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ベータ版をインストールしてまで実験してみたいほどWindows7への関心は高くないので、上記の記事を読んだ限りでは単なる衣装替えとしか捉えられないのだ。思えばWindows Vistaの普及速度は、過去のWindowsOSと比較するとかなりの時間がかかった。
発売後半年経過してもドライバが対応しないためにVistaに乗り換えることが出来なく、XPを継続使用した事例はかなりあると思う。その反省からか、つい先日の新聞ではWindowsロゴ認証取得費用が200万円かかっていたのを大幅に緩和して無料にするなどの措置を取るらしいが、機能向上・新サービス展開の話はあまり聞かない。
2009年03月28日『Googleドキュメントの使い勝手』でも書いたが、最近はFAXによるやりとりを極力無くして、全てメールPDF添付書類形式で顧客と応対するようにしている。個人的にはFAX機器が無くても別に困らない仕事環境を構築しており、逆にFAXで用件を伝えられると迷惑に感じるぐらいメールPDF添付書類形式を徹底しているが、時期OSでそのあたりをサポートしてくれればとても助かるのだ。Googleが邁進している人類知能のデジタル処理蓄積に対抗できるような新たな提案がマイクロソフトの新しいOSからは欲しいと思う。
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