江戸東京たてもの園には様々な復元建造物や屋外展示物があり、全部丁寧に見ていたら半日では終わらないぐらい、見どころが満載だ。さすがにその全てを紹介することは難しいので個人的にいくつか気になった展示物をこれから数回に分けて紹介していきたい。
まずはなんと言ってもWikipedia(ウィキペディア)でも紹介されている東京都交通局7500形電車。すでに東京都内では都電荒川線以外の場所では全く見ることが出来なくなったが、やはりこの姿、形はとても懐かしい。自宅のすぐ近くの大通りを走っていたのを今でも記憶しているが、停留所は当然のことながら道路の中央にあり、幅もそれほど広くなかった。当時は車両の交通量が少なかったために、歩道から停留所に渡るのもそれほど難儀ではなかったが、子供心に往来を待ちわびたのをよく覚えている。
当然のことながら車内に冷房装置は全くなく、夏ともなれば窓全開で扇風機が活躍したものだ。運転席もいたってシンプルで写真をよく見ると速度計すらもない。最後に掲載した9枚目の写真の駆動装置に何かしらの機器をはめ込んで回転させると動き出したように記憶しているが、今見ると意外なほど運転席の奥行きが少ないのに気が付く。なんとかあの運転装置を触りたいものだとは子供なら誰でも思うだろうが、当時はさすがに触ることはままならず眺めるだけ。
続いて都営バスだがこちらの方は見かけた記憶が殆ど無い。私が住んでいた地域では都電があったために都営バスは走っていなかったのかもしれないが、それにしても表情がユニーク。幼稚園の送迎用バスとしてまだまだ活躍出来るかもしれない。
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