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テーマ:私のPC生活(7434)
カテゴリ:┣ ★Windows情報★
2009年08月25日(火曜日)日本経済新聞夕刊7頁より引用
Windows,Macintosh,Linuxと様々なOSを使用してきたが、一番困るのは不具合に陥ったときにそれなりの知識が無いと対処できないこと。問題なく動作しているときにはさほど困ることはないが、いざ起動しなくなった、ソフトが立ち上がらない、周辺機器を認識しないなどといった問題が発生したときに必要なのは、ハードウエアとソフトウェアに関する知識なのだ。で、それらに関する知識があればなんとかなるかと言えばそうでもない。修羅場をくぐり抜けた経験がどうしても必要になる。過去培った咄嗟の気転で助かった経験が何度もある強者ならば理解してもらえると思うが、その観点から見ると最近のiPhoneOS、ちょっといじくれないので寂しい面もあるが反対にこれからのOSのあるべき姿を提示しているようでとても興味深い。 そう言えば最近続々と発売されているモバイル端末はiPhone3GSを筆頭にシステムの内部構造を見ることの出来ない端末が非常に多い。今までだったらWindowsにしろMacintoshにしろその気になればシステム内部をいじくり回すことが出来たのだが、iPhone3GS&iPod touchは通常はそのシステム内部を見ることが出来ないのだ。ユーザ自身がいじくり回すことが出来ないと面白みが半減するのは事実だが、これはこれで仕方がないのかもしれない。だいたいOSなどは完全な黒子役に徹し、その存在をユーザ側に感じさせないようにする。ユーザにとってはソフトだけが目の前にあればよく、トラブルそのものはOS内部で自動的に処理してくれた方がいいに決まっている。その意味でOSの存在を殆ど感じ取ることのないiPhoneOSは、ユーザ側からしたらとても親しみやすいOSだ。 さてMacBook MB467JAにSun xVM VirtualBoxを入れてWindows7RC版をインストールしてみた。ちょっと見た目が変わった感じはしたものの、まだまだ使い込んでいないのできちんとした論評は出来ないが、一番期待していた動作速度がよく分からない。だいたい新しいOSが旧OSよりも軽く動作することなど今までは一度もあり得なかったのだ。が、新聞雑誌の評価を呼んでいると、少なくともVistaよりはサクサク動くらしいので製品版が出荷されたら改めて確認したいと思う。 それにしてもGoogle ChromeOSは一体どんなOSになって登場するのだろう。ブラウザとOSの名前が同じと言うことは、もうデスクトップという概念は無くなっているのかもしれない。PCに電源を入れると同時に立ち上がるのはブラウザChrome。で、従来のデスクトップに映し出されるのはひょっとしたら、自分のPCデスクトップではなくクラウドコンピューティングによるWebデスクトップなのかもしれない。ユーザはもうPCとWebとを区別することがないように継ぎ目無くデータのやりとりが出来るようになっているような、そんな感じがする。従来のしがらみを継続するとドライバの面で苦労するので、過去の遺産は全てばっさりと切り捨て、こらからの機器にだけ対応して欲しいと思う。個人的にはiPhone発売時と同等かそれ以上の興奮を覚えるGoogle Chrome OS。Windows7発売のインパクトを掻き消すように年内にベータ版が出荷されるのだろうか?とても楽しみだ。 関連記事 ●2009年07月19日 クラウドコンピューティングを目指して ●2009年07月11日 Chrome OSの発表の感想 ●2009年05月30日 Google Chromeは速かった ●2009年05月23日 Android携帯"HT-03A"について思うこと
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