最初に掲載した写真は左から順に店蔵型休憩棟、武居三省堂、そして花市生花店と名付けられているが、右端の花市生花店、よく見ると入り口真上にデザインされた花模様らしきものがうっすらと見える。が、気が付いたのは帰宅後にパンフレットを見てから。もう少し丹念に見てくれば良かったと思うが、確か閉園間際だったのでこれも致し方ない。
さて中央の武居三省堂(たけいさんしょうどう)。三省堂と聞くとすぐに東京は神保町の書店を思い出してしまうが、ここに展示されているのは文具店の三省堂。パンフレットには『明治初期に創業した文具店です。当初は書道用品の卸をしていましたが、後に小売店に変わりました。建物は震災後に建てられた<看板建築>で全面がタイル貼りになっていて屋根の形にも特徴があります。[千代田区神田須田町一丁目/1927年(昭和2)』と記載されているが、一番の見所は店内に飾られた文房具の品々と棚全面を使って展示されている書道用品だろうか。
ああ、そういえば昔の文房具屋さんはこんな感じだったねと思わず見入ってしまうぐらいに当時の雰囲気を漂わせている理由は、忠実に再現された数々の文房具用品。懐かしいので思わず手にとって触りたいぐらいだったが、そこはご遠慮くださいの掲示板が。そういえばこの歯磨き粉タイプのノリと黄色いフタを開けてノリをすくうタイプのものは最近見かけることが無くなってしまったのが残念だ。
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