|
テーマ:徒然日記(23497)
カテゴリ:┣ ●海外の散策●
2009年11月24日に掲載した『バイエルンミュンヘンの本拠地"アリアンツアリーナ"その1』 2009年11月30日に掲載した『バイエルンミュンヘンの本拠地"アリアンツアリーナ"その2』 ●天然芝に欠かせない太陽光を取り込むフィルム この「アリアンツ・アリーナ」をはじめとしたサッカーの競技場を設計する時に気をつけなければならない点の一つに、天然芝への影響が挙げられます。サッカー競技場の天然芝の成長にとって太陽光は欠かせないものです。しかも、ドイツのミュンヘンは高緯度に位置し、太陽の日差しは斜めから差し込んできます。そのため、壁面や屋根には、光を遮らない工夫が必要なのです。観客を雨風から守り、さらに天然芝への太陽光もよく通す。そんな難題をクリアした素材、それが旭硝子の「ETFEフィルム」です。「ETFEフィルム」は、旭硝子のフッ素樹脂技術の結晶とも呼べる、高機能素材です。手で触れた感じや見た目は、書類を挟むクリアファイルを少し厚くしたようなものですが、そこには驚愕の機能が隠されています。そのひとつが、もっとも重要な光の透過率(素材を通る光の割合)です。天然芝を枯れさせないためには、できる限り太陽光を取り込む必要があります。「ETFEファイル」の日射の透過率はなんと90%超。一般的なガラスの透過率が80%台ですから、いかに光を通すかがわかるでしょう。加えて、「ETFEフィルム」はガラスよりも軽く、汚れにも強い特徴を持っています。そのため、建築しやすい上、メンテナンスも容易に行えるというわけなのです。 アリアンツアリーナの細部拡大写真はこちらから アリアンツアリーナの建設途中写真はこちらから。最後の写真は最寄り駅の写真です。 Bing Maps betaで大空から見たい方はこちらをクリック Googleマップ betaで見たい方はこちらをクリック 関連記事 ●2009年11月30日 バイエルンミュンヘンの本拠地"アリアンツアリーナ"その2 ●2009年11月24日 バイエルンミュンヘンの本拠地"アリアンツアリーナ"その1 ●2009年11月20日 パリのルイヴィトン-その1 ●2009年11月16日 ウィーンのクンストハウス-その2 ●2009年11月09日 パリの溶けそうなビルディング ●2009年11月02日 ウィーンのクンストハウス-その1 ●2009年10月26日 カーディフの立体駐車場のライティング ●2009年10月19日 マレーシア・ランカウイ島のスカイブリッジ ●2009年10月13日 サラゴサ国際博覧会-その3 ●2009年10月05日 サラゴサ国際博覧会のブリッジパビリオン-その2 ●2009年09月28日 サラゴサ国際博覧会のブリッジパビリオン-その1 ●2009年09月14日 BMW Welt No.2 ●2009年09月07日 BMW Welt No.1 ●2009年08月31日 インスブルック・ノードパーク登山鉄道-その2 ●2009年08月24日 インスブルック・ノードパーク登山鉄道-その1 ●2009年08月17日 スペイン・テネリフェのコンサートホールの夜景 ●2009年08月10日 スペイン・テネリフェのコンサートホール ●2009年08月03日 オーストリア・ザルツブルグのHanger7の夜景 ●2009年07月27日 オーストリア・ザルツブルグのHanger7 ●2009年07月21日 オーストリア・グラーツ"クンストハウス"の夜景 ●2009年07月13日 オーストリア・グラーツの"クンストハウス" ●2009年07月06日 オーストリア・グラーツの人工島"Murinsel"の夜景 ●2009年06月29日 オーストリア・グラーツの人工島"Murinsel" ●2009年06月22日 ●ワインの街のホテル マルケス デ リスカル● ●2009年06月15日 ●ベルギーブリュッセル"15万個のLEDで飾るDexia Tower"● ●2009年06月12日 ●スペインの散策-その1● ●2009年06月08日 ●ベルギーブリュッセルのLEDで彩る発電所● ●2009年06月01日 ●ベルギーブリュッセルのアトミウム●
●2008年11月10日 ●天空に広がるホーン橋●
●2008年04月23日 ●北京オリンピック特集~『奥』の看板 大はやり●
●2008年02月14日 ●ギネスに載った世界一大きい屋外プール● ●2008年01月15日 ●中国中央電視台(CCTV)の斜塔●
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[┣ ●海外の散策●] カテゴリの最新記事
|