2009年12月07日(月曜日)日本経済新聞朝刊27頁より引用
2009年12月07日(月曜日)日本経済新聞朝刊28頁より引用
2009年12月07日(月曜日)日本経済新聞朝刊29頁より引用
それにしても日本経済新聞の月曜朝刊に3頁に亘ってワールドカップのグループリーグ分析が紹介されるとは、少々びっくりした。いかに関心が高まっているかの証左といっていいかもしれないが、読んでみると経済新聞紙らしからぬ結構鋭い記事が掲載されている。
さてその朝刊27頁には『日本戦はどのチームも勝ち点3を計算しているはずで、前に出てきた相手をショートカウンターで仕留めたい』と記述されているが、普通に考えれば三戦全敗、良くて二敗一分けでグループリーグ突破の可能性はまずない。逆に言えば日本を除く三か国は全て突破の可能性があるわけで、例えオランダが突破出来なかったとしても不思議ではないのだ。カメルーンも虎視眈々と上位進出を狙っているのは間違いのないところであり、その意味で絶対的なエース、エトーが居るのは心強い。
が、毎回毎回日本が出ると負けではいつまで経っても欧州南米に見下されたままだ。内容には拘らないのでとにかくどんなことをしてでも結果を出すこと、これに尽きる。思うに2006年ワールドカップのブラジル戦は気持ちの上で負けていた。相手が世界でも指折りの強国だからという畏怖の念が根底にあったのだろう、私にはやる気があまり感じられなかった。後はどうなっても知らないから当たって砕けろみたいな精神でプレイしていたのはほんの一握り。殆どの選手が萎縮したような、普段Jリーグでしているようなプレイをしていなかったのではないか?
強国はみんなチョモランマ(エベレスト)登頂を目指しているが、日本は富士山登頂で充分。だからその余る労力をグループリーグ3戦で使い切ってしまうような戦術を考えるべきだと思う。見下している相手に勝つことにより認められ、次回からは本気を出して戦おうとするのはどのスポーツでも同じ。どこからでもいいから勝ち点3を上げることを切実に望みたい。
関連記事
●2009年12月29日 2010年ワールドカップのグループ分析
●2009年12月05日 2010年ワールドカップの組み合わせの感想
●2008年09月27日 ★サッカー南米予選の面白さ★
●2008年08月16日 ★ちょっと情けないと思うオリンピックサッカー★
●2008年08月09日 ★オリンピックを前に思うもの★
●2008年06月08日 ★オリンピックのサッカー★
●2008年05月04日 ★EURO2008が開催される★
●2008年02月17日 ★佳境に入った欧州チャンピオンズリーグ★
●2007年12月15日 ★ACミラン対浦和レッズの感想★
●2007年02月11日 ★ロナウド、途中出場に期待★
●2007年02月04日 ★セリエA 観客無しで再開か?★
●2007年01月14日 ★ベッカム退団とEURO2008★
●2006年12月24日 ★頑張れ、バルセロナ★
●2006年12月23日 ★至高の戦いが始まるぞ★
●2006年12月16日 サッカー・クラブワールドカップの正しい見方
●2006年11月25日 バレーボール世界選手権の感想
●2006年11月11日 ★ホーム&アウェイの意味-その2★
●2006年11月05日 ★ホーム&アウェイの意味★
●2006年10月29日 ★ミラノダービー・志しを高く★
●2006年09月24日 マスコミの使命?-ワールドカップ編
●2006年09月10日 日本代表選手の顔つき