最下段の欄外に赤枠で囲んだ注釈表記がある↓
前日の日記で『きっとカタログやパンフレットの欄外にこれ以上小さくしたら判読不可能のレベルまで小さくした文字で書いてあるのだろう』と書いたが、実際のところはどうなっているのか?ということで早速東芝のカタログを見てみた。機種選択の際に事前に入手した東芝液晶テレビ総合カタログ2009-10・11の33頁を見ると、大きく目立つように以下の文言が掲載されている。
●USBハードディスク録画
パソコン向け外付けメディアとして普及しているUSBハードディスクを、ケーブル1本で<レグザ>に接続できます。最大8台までの登録に対応し、9000シリーズでは同時に4台まで接続が可能。録画スタイルに合わせた容量が選べ、1台(2TB)で約213時間(TS録画)のハイビジョン録画が可能です。
で、欄外の一番下に小さく書かれているのがこれだ(拡大画像の赤枠参照)。
USBハードディスクを使用する際には、登録が必要です。新たに登録するとハードディスクに保存されている内容はすべて消去されます。
ちょっと読んだだけでは何のことなのかは理解しにくい。前後の脈絡なしにいきなりこれだけ書いてあっても理解出来る人は一体どれぐらい居るのだろう。上段ででかでかと8台までUSBハードディスク接続可能と書いておいて、欄外の一番下にこの小文字だ。私のように『地デジ対応テレビを買い換えるとUSB録画番組が見られない』と教えてもらっているから分かるようなものの、事前知識の無い人にはこれが何を意味しているのか殆ど分かるまい。
二階に上げて梯子を外すというか、殆ど詐欺に近い記述のような気がするが、この文言から推理できるのは、テレビ本体と設置したUSBハードディスクは紐付けがなされるのだろう。そして紐付け以外の組み合わせが生じたときには、テレビ本体側から初期化の指示が出されてUSBハードディスクを自動的に初期化してしまうのだ。
本当の意味を知られてまずいときには日本語表記せずに英語表記でごまかす、というのはPC/家電業界ではよく見られる常套手段だ。一例を挙げればベストエフォート。殆どの人はベストエフォートなんて言われても訳が分かるまいと思うが、『努力はしますけれども結果ハズレでも文句は言わないでくださいね』という意味。それと同じで
USBハードディスクを使用する際には、登録が必要です。新たに登録するとハードディスクに保存されている内容はすべて消去されます。
↓
録画したテレビを買い換えると、USBハードディスクに録画した内容はすべて消去されます。購入したテレビでもう一度録画し直してください。
この表記の方が遙かに分かりやすく理解しやすい。ここまで来るとわざと分かりにくくする姑息な表記にしか思えない気がする。
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