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テーマ:デザインコラム(294)
カテゴリ:┗ ■サイン-その他■
このブログでは日本各地から海外までの様々な話題を一話完結で紹介しているが、改めて写真整理をしていたら、ボツにするには惜しいけれども、とても一話構成するだけのものでもないしという写真がいくつか見つかった。で、本日はそれらをまとめて紹介することにします。まずは銀座から。
銀座H&Mの総合案内板。何気ないように見えてこれはちょっと考えてしまう案内板だ。通常我々が案内板を設置する時には壁面左右の中心に設置と相場が決まっているのだが、このように斜辺が組み込まれている外壁となると左右の中心は一体どこなのということになってしまう。そして右側の壁面の斜辺と案内板の斜辺は平行がいいのか、それとも合わせないほうがいいのか、判断に迷うところ。もう少し気持ち左寄りの方が良かったような気がしないでもないが、これはこれですごく難しい。 二階分のガラス全面に展開されたタータンチェックと赤のストライプがお見事で、通り反対側からの視認性は抜群だった。上品でありながら質感高く、なおかつ目立つというお手本のようなウィンドウ広告だと思う。 これは丸の内仲通りにあるICB POP-UP STOREの広告。白黒背景のデザインと黒い服で身を固めたモデルとの対比が洗練されており上質。少し奥まった場所にあることをまるで感じさせないほどに輝いていた。 街灯、消火栓、錆びれた自転車、壁面に突き出ている文字、そして前面道路に面した階段とどれもこれも異国情緒に満ち溢れており、ニューヨークで撮影した写真だよと言われても通るかもしれない。ちなみに本物のニューヨークはこちらから。 地下にあるヘアーサロンの壁面一杯を活用した広告。シンプルなデザインながらも力強く、全体面積に対する円の比率がちょうどよく背景白がとても光る。 これはもうお見事としか言いようがないぐらいに素晴らしいスタンドサイン。今までスタンドサインはたくさん見てきたが、書体とデザインだけで入りたくなったのはここが初めてだ。
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