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テーマ:東京 / 江戸(1213)
カテゴリ:┣ ●新東京タワー●
●春秋~東京の三大タワー 「東京の三大タワー」という呼び方があるそうだ。一つはご存じ、東京タワー。もう一つは現在建設が進む東京スカイツリー。残る一つの場所は浅草、名を凌雲閣という。ただし実物はすでにない。大正の関東大震災で倒壊したからだ。 ▼三大タワーという呼称を見たのは凌雲閣の跡地を示す案内板の中。あながち地元の身びいきとは言えない。高さ52メートルの塔は明治半ばの完成時、関東一円を望む「東京のランドマーク」(細馬宏通著「浅草十二階」)。観光客が押し寄せ、石川啄木、川端康成、江戸川乱歩らが、こぞって歌や小説に登場させている。 ▼権力者ではない普通の人が、高みから街を見下ろす。極めて新鮮な体験だったろう。同じ時期に大阪でも展望塔の建設ラッシュが起こっている。街から塔を眺める。逆に塔から街を眺める。こうした体験は人々の心を高揚させ、消費や所有への欲望をかきたてたと、コミュニケーション論を研究する細馬氏は説く。 ▼スカイツリーの工事現場が早くも観光名所になっている。天を目指し日々成長する姿は今しか見られないからだ。凌雲閣も東京タワーも、日本が上り坂の高揚感に包まれる中で誕生した。西洋文化やテレビなど新しい生活様式も連れてきた。新党ならぬ「新塔」は2年後の完成時、どんな未来図を見せてくれるか。 引用終了 こうなると一体どこに、どのような塔が建っていたのだろうと知りたくなるのが人情というもの。ということで早速Wikipediaで凌雲閣を調べてみた。次回からはしばしスカイツリーを離れて浅草凌雲閣を調査します。 Bing Maps Betaで見たい方はクリック 関連記事 ●2010年03月30日 スカイツリー高さ日本一に到達 ●2010年03月16日 東京スカイツリーの安全対策 ●2010年03月11日 東京スカイツリーを大空から眺めてみると-その9 ●2010年02月12日 ●スカイツリーが傾いているように見える理由● ●2009年12月24日 東京スカイツリーを大空から眺めてみると-その8 ●2009年11月11日 ●東京スカイツリー建設の裏側での創意と工夫● ●2009年10月21日 ●東京スカイツリーを大空から眺めてみると-その7● ●2009年10月07日 ●東京スカイツリーを撮影してきた-その3● ●2009年10月02日 ●年に一度のピンク"東京タワー"● ●2009年09月18日 ●東京スカイツリーの現在の高さは142m● ●2009年08月26日 ●東京スカイツリーの高さが100mを超えた● ●2009年07月28日 ●東京スカイツリーの独創的な工法● ●2009年07月10日 ●東京スカイツリーを撮影してきた-その2● ●2009年06月10日 ●東京スカイツリーを大空から眺めてみると-その4● ●2009年06月04日 ●東京スカイツリー難問を解決するために● ●2009年05月07日 ●東京スカイツリーの耐震構造● ●2009年04月01日 ●東京スカイツリーを大空から眺めてみると-その3● ●2009年03月10日 ●東京スカイツリーを撮影してきた-その1● ●2009年02月24日 ●東京スカイツリーを大空から眺めてみると-その2● ●2009年02月05日 ●東京スカイツリーを大空から眺めてみると● ●2009年01月16日 ●東京スカイツリーの基礎工事が終了●
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