残すところあと一週間ちょっとでiPadの予約開始が始まるので楽しみにしていたところ、ドコモよりビッグニュースが飛び込んできた。『山田社長は、相手のある話と断りつつも「アップルがiPadを発表した1月27日には、SIMロックフリーとしていた」として、iPadのような高級ネットブックでNTTドコモの回線を利用したいというユーザーがいれば提供すると宣言した。従来、iPadに納めるSIMカードはmicroSIMカードと呼ばれていたが、NTTドコモはその名称が正しくは「ミニSIM」であると説明。販売に向けた準備を着実に進めている様子を伺わせた』とのこと。

●NTTドコモ、iPad用のSIMカードを販売する意向を表明

やはり通信品質等の総合的な実力では他社より優位にあると思われるドコモから発売されてくれれば嬉しいものだが、問題となるのは料金プラン。というのもただいま米国で発売されているiPadの料金プランを調べると非常に使いやすいプランになっているのが判明したからだ。詳細は以下のサイトに記述されているので関心ある方は読んでいただきたいが、一番気に入ったのはそのシンプルさ。

ソフトバンクファンの方には申し訳ないが、ここ最近のソフトバンクの料金プランは複雑極まりなく、ユーザに分かりにくくすることを主目的で料金プランを策定しているのではないのかと勘繰りたくなるぐらいに分かりにくい。ドコモやauも似たり寄ったりで決して分かりやすい料金プランとは言えないのだが、どうして国産キャリアの料金プランはこんなに複雑怪奇なのだろう。割賦販売やユーザの使用状況に合わせるが故にこのような料金プランになったことは理解できるものの、使う側が一生懸命分析しないと料金が分からないというのはユーザの側に立った価格設定とは言えないだろう。その意味で最近で一番気に入ったのWiMAXで、ご覧のように三種類しかなく、定額・二段階定額・一日料金と読んだだけですぐに理解できる内容となっている。

●AT&T,iPad向け料金プランを発表

アメリカの電話会社AT&Tは28日、3G + Wi-FiモデルのiPad向けのデータ通信プランを発表しました。用意されたプランは次の2種類。

250MBまでのプラン: 14.99ドル/30日

無制限プラン: 29.99ドル/30日

現在の為替レートで日本円に換算すると1ドル=94円で、250MBまでのプランは1400円強、無制限プランは2800円強と、国産キャリアのパケット定額料金と比較するとだいぶ安くて明瞭だ。考えてみれば日本の大手キャリア三社の料金プランはその多くが二年契約と呼ばれるもので一度契約すると中途解約の場合は、その都度解約料金を支払わなければならなく、このAT&Tのように30日単位の料金プランはおそらく無いはず。ユーザの利便性を考えれば二年契約よりも30日単位で支払いを済ませるというやり方があってしかるべきなのだが、ここ日本ではそれがなかなか実現しない。ぜひともこの米国AT&Tのように30日単位の料金プランを実現させて欲しいものだが、果たしてドコモはどのような料金プランを設定してくるのだろう。もうそろそろ1年契約とか2年契約は止めてほしいものだと常々思う。

と、そんなことを考えながら為替レートで検索していたら面白い記事が見つかった。

●最新アップル・レートからiPadの日本価格を読み解く～44,800円からか？

iPadの無線LAN搭載の最安値価格は499ドル。単純に1ドル100円で計算していたので、おそらく49800円だろうと判断していたのだが、つい先日発売されたばかりのMacBookProの為替レートは1ドル90円で計算しているので、ひょっとしたら最安値は44800円になるかもしれないという予測だ。49800円と44800円の価格差は5000円だが、感覚的にこの5000円の差は大きいような気がする。アップルの英断に期待したいと思う。

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