いよいよ今晩日本対デンマークのグループリーグ突破を賭けた一戦が行われるが、この試合はいろいろな意味で非常に面白い。というのも日頃から欧州南米サッカーに親しんでいる人間の目から見ると
・ワールドカップ欧州予選グループ1を首位で突破、しかもポルトガル、スウェーデンを退けており負けたのは消化試合の一試合だけという実力の高さは侮りがたい。
・1992年には欧州選手権で優勝しており、ワールドカップに出場した時はいずれもグループリーグを突破、1986年ベスト16、1998年ベスト8、2002年ベスト16と安定した戦いぶりを残している。
・欧州予選、ワールドカップ予選を通じて数々の修羅場を経験しており、ここ一番の経験値の高さは日本代表のそれとは比較にならない。
・大一番になればなるほど最後にモノを言うのは、技術・能力以上に度胸と経験。
・引き分け以上で日本はグループリーグ突破だが、日本代表にはイタリアのような器用さはないため、最初から引き分け狙いの試合運びは出来ない。
・日本代表にはない高さ勝負に持ち込んで先取点を上げれば、日本は動揺する可能性がある。
・高さ勝負でなくとも土壇場になって追い詰められると、オウンゴールが発生する可能性は充分にあり得る。
・結局は初戦勝利でいい夢を少しだけ見させてもらって○○の悲劇で終わるような気配が濃厚。
となるのだが、もちろん反対の見方もある。
・戦前の予想を完璧に覆(くつがえ)した日本代表は一戦ごとに確実に進歩している。
・特に対オランダ戦で日本代表として初めて見せた統一された守備組織が機能すれば、デンマークといえども早々簡単には得点をあげる事は出来ない。
・選手全員が初戦勝利、第ニ戦僅差敗退となにより自信に満ち溢れている。
・結果として引き分けでもグループリーグ突破なので精神的に優位に立てる。
・対カメルーン戦ではデンマーク守備陣は些細なミスを繰り返し、守備の要のケアーが出場停止である。
現時点ではどちらの見方も正しいが、果たして結果はどうなるのだろう。個人的には何度も書いているが試合内容は全く問わない。突破出来れば日本代表としての仕事を果たした事になるが、負ければ初戦に勝った事は水泡に帰してしまうのだ。一場春夢となる可能性もあり得ることを忘れてはならない。
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さて写真二枚目はブラジルのカカ。ブラジルの攻撃を見ていると分かるが、全ての攻撃はこのカカを経由する事によって行われる。カカが起点となり、あるいはカカを経由して、そしてカカがラストパスを出す事によりブラジルの攻撃にアクセントをつけているのだ。が、カカの非凡なところは隙あらば自らドリブル突破を果たす事により直接得点を上げてしまうところ。現代ミッドフィルダーに求められる全ての要素を最も高次元で調和させている、ブラジルのみならず世界を代表する選手の一人と言ってもいいだろう。
初戦のカカは出来が今ひとつだったが、二戦目を見ている限り徐々に本来の輝きを取り戻しつつある。が、カカの真骨頂はスペースを与えるとそのスピードで一人や二人程度なら軽くぶっちぎってしまうところだ。これが出始めるともう手に負えなくなり、ブラジルの優勝も見えてくるかもしれないが、それにしても左から二人目のプレイヤーが伊・カンナバロに見えて仕方ないのは私だけだろうか?
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