2010年06月27日 読売新聞・朝刊28頁より引用
2010年07月01日に掲載した『今しか見られない東京三大建設中の建物と橋』では東京港臨海大橋を紹介したが、なにやら江東区若洲側とその対岸から延びている橋梁最上部がそろそろドッキングしそうな気配が漂ってきた。調べてみると公募していた東京港臨海大橋の正式名称もついに決まったとのニュースも見つかり、早速その勇姿を確かめるべく江東区の若洲海浜公園に行ってきた。
それにしてもクレーン船の大きさにはびっくりしてしまったが、Wikipediaに掲載されている4000t吊り級とはこのクレーン船のことをいうのであろうか?都心側には歩道も併設されるとのことなので、完成がとても楽しみになってきた。
●東京港臨海大橋(仮称)の名称決定について
本名称は、航路を跨ぐ本橋の立地特性をとらえており、東京を行き交う船舶のシンボリックな表玄関であることをイメージできる。また、馴染みのある言葉で構成されており、末永く、多くの人々に親しまれ、愛されることが期待できる。
●東京ゲートブリッジ
2009年9月には、有明地区で建設された大規模トラスが、3隻のクレーン船(4000t吊り級)を用いて架設された。高さ40mのトラスを橋中央部の主橋脚に架設したもので、3隻のクレーン船を用いての架設は東日本では初めてであった。
当初は2011年度上半期までに完成予定だったが、若洲側中央部トラス桁の架設後に溶接の割れや鉄骨の変形が発見され、桁の架け直しのため完成が半年ほど遅れることとなった。損傷の原因は大阪府堺市の工場で制作された桁を東京湾まで曳航して運搬する際、波浪により想定以上の衝撃が加わったためと推測される。
Bingで大空から眺める東京ゲートブリッジ
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