身の回りの情報入手機器を利用頻度の高い順番に挙げていくと、PC,iPad、携帯電話、新聞、TVの順番になる。元々テレビは殆ど見ない人間なので、見る番組といえばサッカー、紀行番組、ニュース番組ぐらいだ。なので一昔前までは新聞が貴重な情報源となっていたのだが、PCの利用頻度が増えてくるにつれ次第次第に新聞が疎遠になってきた。そしてiPadの登場により日経新聞は電子版に切り替えたので、新聞は読売新聞だけを購読している。PCとTVは設置場所が決まっているので簡単に場所を移動することは出来ないが、iPadと携帯電話はいつでもどこでも簡単に調べ物が出来るのでとても重宝している。
こんな形で情報を得ているといつも気になるのが新聞の大きさだ。身の回りの機器がより小さく、より薄く、より軽くの方向性を常に失わず改良を続けているのに対し、新聞だけは旧態依然としてあの大きさのままだ。誰しもが言っていることだが、特に電車の中では読みにくい。通勤時間帯の車内であの大きさの新聞を読むにはかなりの気遣いが必要となり、なんでもう少し小さいサイズの新聞が出来ないのだろうといつも思っていた。現状の大きさが読みやすいと思っている人ならばいいのだろうが、最適の大きさは人によって異なるもの。せめて大小二種類の大きさを併売出来ないものかといつも思う。
個人的に外で見やすいと思うのは見開きA3タイプ(420×300ミリ)で、読売新聞が採用しているA1見開きタイプ(810×540ミリ)の約四分の一の大きさだ。これぐらいの大きさならば電車内でも気兼ねなく読むことが可能となり、手に取ったときの視線の移動量が少なくて済むからだ。昨今とかく新聞雑誌離れが急速に進んでいるように思うが、確かに自分の見つけたいニュースを瞬時に探し出すことが出来るPC&iPadはとても便利だ。だが、社説や解説などじっくりと読みたい記事、大所高所からの見地を記述した記事など新聞ならではの記事もまだまだたくさんあるように思う。電子書籍の台頭により外出時の選択肢としてより小さいサイズの新聞が登場してくれることを密かに期待している。
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