2010年06月27日 読売新聞・朝刊28頁より引用
2011年01月12日に掲載した
『若洲から見た東京ゲートブリッジ』
2011年02月27日に東京ゲートブリッジの橋げた設置工事が行われ、ついに一本につながるとのこと。
ネットで調べてみると早朝6時前後から橋げたの吊り上げ作業が行われ、午前11時ぐらいまでかかるらしい。さすがにこれだけの巨大建設物の橋げた設置工事はそうそう見る機会もあるまいと思い、珍しく早朝から早起きして出掛けてみた。
前回の日記で訪れていることもあり、撮影ポイントはおおよそ分かるので安心していたが、車で行く途中絶好の撮影場所を見つけたので、まずは一枚撮影。
それにしても早朝から大勢の人達が駆け付けているのには少々驚いてしまった。東京湾を眼前にし大海原を眺めることが出来る、実に開放的な場所であるだけに釣り人たちが沢山いるのは想像していたが、野次馬ならぬ大勢のカメラ愛好者も駆けつけており、みな撮影チャンスを逃すまいと思い思いの場所に陣どりひたすら時間が経過するのを待っている。担当係員の話よると、海上の作業とは言いながらもミリ単位の精度を要求される仕事であるが故に、ゆっくりと作業を進めなくてはならないらしい。じっと見ていても橋げたが下がっているのかどうかは殆ど分からず、ある程度の時間が経過して初めて少々接合に近づいたのかなと感じる程度。
ここまで大きな建設物の接合作業はしたことが無いが、常日頃の仕事に照らし合わせても難工事なのは理解出来るだけに、牛歩のように遅いのは致し方あるまい。手袋なしで素手でカメラのシャッターを押そうとしても冷え込みを感じる寒さであるだけに、最後の最後までは居なかったが、その作業風景だけはしっかりと収めることが出来たと思う。最後は東京ゲートブリッジから眺めた東京湾岸地帯の写真。見えるだろうと思っていたら、やっぱり
東京スカイツリーも見えていた。
Bingで大空から眺める東京ゲートブリッジ