2010年05月29日に『iPadが届いた』という日記を投稿しているので、考えてみれば1年も経過していないわけだ。沢山詰め込むかもしれないので無線LANモデルの64GBを購入したが、結局のところ16GBで充分だったこともあり、かつまた来年には登場するはずのiPad3を購入する可能性が大きいので、無線LANモデル16GBを購入することにした。個人的にはFaceTimeとRetine Displayが搭載されれば文句なしだったが、テレビ電話機能は搭載されたものの、iPhone4で目を見張ったRetina Displayは見送り。とはいえ前後に搭載されたカメラ機能はこれからの使い勝手を一変させるに充分な機能で、これだけでも楽しめるというものだ。
初代iPadのSafariでのネット巡回速度に不満はなく、各種サイトを寝転びながら見る分には充分だったが、さすがに今回採用された新型の1GHzデュアルコアAppleA5は速い。誰しもが一段と処理速度を上げたのが実感出来る速さで、一度慣れるともう戻れないのはPCを買い換えるたびに実感するお決まりごとだけに仕方がないか。
いろんなところでその薄さ軽さを褒め称えているが、基本的には自宅内専用の娯楽マシンなのでさほど恩恵は感じなかった。もちろん体感的には薄く軽くなっているのは分かるが、常に持ち歩いているのならばいざ知らず、自宅内で使用している限りその恩恵を享受しにくい。とはいえ、これだけ薄くなったのならば鞄に入れて持ち歩く気になるのは事実で、出来ればポリウレタン製のiPad Smart Cover(通称風呂蓋)よりも、防護ケースと一体になった物理ハードウェアキーボードを開発して欲しかった。
個人的に面白かったのが、iPadで撮影した写真と動画。画質そのものはさほど良くなく平均点程度のものでしかないが、AppleTVがあればその場で即座に地デジ対応テレビに転送出来るのだ。特段難しい設定作業は一切不要で、転送先をクリックしてAppleTVを選ぶだけ。これだけで写真も動画もすぐにテレビで見ることが出来る。もちろん動画開始までに多少の時間はかかるものの、充分実用的な範囲内と言えると思う。
全般的には初代iPadの各種の短所を改善したリニューアルモデルと見るべきかもしれないが、その完成度は非常に高い。特にデュアルコアA5搭載の恩恵を感じるのはiMovieに代表されるアプリを起動したときだろう。初代は完全に受動的な娯楽マシンとしてメールやサイト、音楽、動画、写真などを閲覧するときにその効果を最大限に感じることが出来たが、2代目は一歩踏み込んで能動的作業でも従来のマシンよりもより主体的に活動出来るように作られているような気がするのだ。詳細は後日またアップしたい。
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