久方ぶりにデスクトップのMacintoshを購入したが、一番気に入ったのは配線類が極限まで削られており、PC本体を起動させるための電源ケーブルしか無かったことだ。電源ケーブルをPC本体とコンセントに入れるだけでOSが起動し、すぐに使えるようになっているのはとてもありがたいもの。前記事で書いたようにキーボードだけはワイヤレスではなく有線タイプが好みだが、ここまで徹底してケーブルを削ろうとする方針は尊重したくなってしまう。
それにしても全面アルミパネルとディスプレイ部分とが突き合わせ処理となっており、手で触っても殆ど段差が感じられないのは凄いもの。アップルの工業製品対する並々ならぬ精度の高さを垣間見る瞬間で、一般的なディスプレイだったら完全に段差処理となるべき箇所でこの処理には驚いてしまう。背面も前面同様に手を抜いている箇所は一切無く、常に質感を最優先に考える姿勢は他社にはあまり見られず、このあたりの質感の高さは確実に一頭地を抜いている。
起動して最初にインストールするのはやっぱりATOK。今まで様々な日本語変換ソフトを使用してきたが、こと日本語変換および文節の区切り修正などに関してはこのATOKが一番だと思う。標準のことえりではいらいらすることの方が多く、有料ではあるものの、どうしてもインストールしたいソフトだ。続いてMailの設定作業をやろうかと思ったが、Gmailで完全に代替出来るのでメール関連のソフトの設定はやらないことにした。
主として使用しているWindowsPCはOutlookを使用しているが、サブ機種として使用するMacintoshの場合、いつでもどこで閲覧してもいいようにGmail利用の方が気楽だからだ。そろそろ登場が噂されているLIONではメールソフトも一新されるらしいが、複数PCを使用している人間の場合、PCごとにメールソフトを使用するよりは、Gmail一本に統一した方が利便性は遙かに高い。
そしてオフィスソフトをインストールしようとして、さてどれにしようかなと作業が中断してしまった。個人的にはマイクロソフト・エクセルを購入したくワード等は不要なのだが、単品売りはせずにMicrosoft Office for Macintoshとして購入しなくてはならない。ちなみに最安値をGoogleショッピングで調べると14000円を切っており、一昔前だったら4,5万以上した記憶があるのでだいぶ安くなったものだ。PCの主戦場が従来のOSやソフトから完全にブラウザに移行していることの恩恵だと思っているが、逆に言えば今までが高すぎたと言うことだろう。
WindowsPCではGoogleドキュメントの表計算とエクセルを使用しているので、クラウド型表計算にもだいぶ慣れてきた。なので当面はGoogleドキュメントで代替してみようかと思うが、フリーのオフィスソフトも最近はだいぶ充実している。Ubuntuに標準で搭載されているLibreOfficeも何度か使用したことがあるが、機能的にはこれでも充分かもしれない。
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