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2011年04月12日に掲載した『スペイン"DESIGUAL"の屋上広告塔』
この広告塔を見ても分かるかと思うが、一般的に外壁に広告フィルムやグラフィックフィルムを貼るときには、下地が平らであることが前提条件となる。下地がデコボコしているとフィルムと接着面との間に空気が入り、施工時はくっついたように見えても時間が経過すると、はがれてしまうことがあるからだ。 ものは試しで、雨が当たらない地下駐車場のコンクリート外壁面にフィルムを貼ったときのこと。大きさは横500ミリで高さが300ミリぐらいのフィルムだったが、数年経過すると四隅がめくれ上がってきているのに気が付いた。全面が剥がれることは無かったが、さすがに四隅がめくれ上がっているのは見た目にも良くない。となると、少々厚みのあるアクリルプレートにフィルムを貼り、四隅をビス止め固定するしか方法は無くなるが、コンクリート外壁面に直接貼ることが出来るフィルムがあれば便利だなとは思っていた。 そのコンクリート外壁面に直接貼ることが出来るフィルムを今日初めて触り、実験してみた。以前からその存在は知っていたが、やはり一度実験して見てからでないと、なかなかお勧めしにくい。商品名はまさにそのものでペイントフィルムと呼ぶが、この施工が実に簡単なのだ。上段の写真に掲載したようなフィルムが貼れるようになるまでは、やはり数年かかるが、このペイントフィルムは素人の方でも簡単に貼ることが出来る。 普通屋外フィルムを貼るときには、なるべく接着面とフィルムとの間に空気が入らないように貼っていく。空気が入った箇所は気泡と呼ばれ、後から貼り直して気泡を消していくことが非常に難しいためだ。が、ペイントフィルムはその逆。空気が入ったとしても、後からその箇所をごしごしとこすれば自然とコンクリート面に接着していき、以下に掲載するスタジアム防水階段に貼るような作業が誰にでも出来るのだ。 特に有効なのが短期間掲示でコンクリート外壁面に貼りたいとき。1,2枚は失敗するかもしれないが、慣れてくればなんとか皺が寄らないで素人の人でも貼ることが出来ると思う。 ・穴を開けないでコンクリート外壁面にグラフィックを掲示したい人。 ・従来は職人さんの手書きによる絵筆でグラフィックを書いていた場所。 ・コンクリート丸柱や角柱に傷を付けずに短期間掲示したい人。 ・業者に施工を依頼しないで、雨に濡れても大丈夫なポスターを自分で掲示したい人。 ・イラストレータやフォトショップで製作したポスターをそのまま掲示した人。 といった用途に適しているかと思う。
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