我が業界の一大イベントであるサイン&ディスプレイショーが、9月1日から3日にかけて有明ビッグサイトで開催された。新しい技術や素材などが一同に展示され、今後のサイン業界の動向を見極めるためにはとても大事なイベントだ。出来れば丸一日詰めっきりで出展業者から話を聞くだけでもためになるのだが、毎年なぜか重要仕事とかち合い、なかなか平日に行くことが出来ない。
木、金、土の三日間開催だけなので、木曜日または金曜日に行くことを計画していたのだが、やっぱり仕事とかち合い、ままならず。せめて最終日の土曜日だけでもと思い、四苦八苦しながら時間を詰めてようやくビッグサイトを訪れることにしたが、到着したのは終了時刻の二時間前だった。
どのような内容のものが展示されているのかについては、昨年度の動画を見ていただければ一目瞭然だが、当ブログでいつも紹介しているLED、インクジェットシート、アクリル板や金属素材を使用しながら、より一際見栄えをよくするために各社が知恵を絞った祭典とでも呼ぶべきもので、業界関係者ならずとも内装業者や広告関連業者にとっては見逃せないイベントと言ってもいいだろう。
サイン&ディスプレイショー2010はこちらから(4分47秒)
今回の目玉はITmediaにも掲載された
『空中ディスプレイ』で、詳細は動画と以下のイメージを見ると分かりやすい。
「エアリアル・イメージング・プレート」(AIP)と名付けた特殊なガラス板を使った技術。詳細は非公開だが、液晶ディスプレイの手前にAIPを設置すると、AIPをはさんで反対側の何もない空間に、ディスプレイの映像を結像して見せることができる。映像が浮かんで見えるのは、AIPの正面にいるときだけで、横からは何も見えない。
(引用終了)
そして、個人的に気に入ったのが、以下に掲載するLEDを使用したアクリル箱文字だ。出展していたのは、トライテラスのスマートD3サイン。詳細は
公式サイトに詳しいが、極太アクリル板の側面を発光する製品で、見た目も煌びやかで視認性も高い。話をしていたら、近々東京ドーム内の施設に同じような箱文字を設置するとのこと。是非一度見てこようと思う。
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●2010年09月07日 第52回サイン&ディスプレイショーの美術コンクール