トヨタ・ファンカーゴ『Fun Cargo』の車名は『Fun(楽しい)』&『Cargo(積荷)』の造成語だ。その積み荷に当たる部分に巨大な耳を付けた車を見たときには、そのあまりにもユニークなデザインに思わず見とれてしまったが、同様に思う人たちがたくさん居るのだろう。次から次へとひっきりなしに若い女性たちがこの車の前でポーズを取りながら、記念写真を撮影していく。
さて銀座になんでこのような巨大な耳カーがあるのだろうと、車体に描かれた広告を見て納得した。そう、この車は東京モーターショーの告知カーとして、どんな車が世界を変えるのか、その意見を広く集めるために企画された車なのだ。見ると小柄な女性リポーターが周囲の若い男性に話を聞いているのが目にとまったが、男性自身も熱心に話し込んでいる様子から判断するにきっと車好きなのだろう。
どのような要望が出ているのか、是非とも聞いてみたいものだが、見るからにアイディア満載を具現化したようなキュートなデザインはとても面白いと思った。なおこの車シリーズは不定期掲載につき、過去に掲載した珍しい車シリーズを下段に掲載している。
●どんなクルマが世界を変える? 「耳カー」で要望集めます 自工会など
2011.9.26 16:12
日本自動車工業会とFMラジオ放送局のエフエム東京、J-WAVEは26日、巨大な耳の形の造形物を取り付けた自動車「耳カー」を都内で披露した。12月3日から始まる「東京モーターショー」の告知活動用に製作。都内各所を回り、「どんなクルマが世界を変える?」をテーマに広く要望を集め、2局のラジオ番組やウェブサイトで公開する。
“耳”の大きさは幅140センチ、高さ210センチ。繊維強化プラスチック製で、ICレコーダーを内蔵している。この日はゲストとして手品師のマギー審司さんが登場し、「空が飛べる車がほしい」と最初の声を吹き込んだ。また、収集した声1件につき10円を、東日本大震災で被災した岩手と宮城、福島の各県庁の義援金窓口へ寄付する。
2007年09月06日に掲載した
『かもめの翼~ガルウイング』
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