富岡八幡宮の公式サイトによると【御由緒】として以下のように書かれている。
富岡八幡宮は寛永4年(1627年)、当時永代島と呼ばれていた現在地に御神託により創建されました。周辺の砂州一帯を埋め立て、社地と氏子の居住地を開き、総じて六万五百八坪の社有地を得たのです。世に「深川の八幡様」と親しまれ、今も昔も変わらぬ信仰を集める「江戸最大の八幡様」です。
江戸時代には、源氏の氏神である八幡大神を殊の外尊崇した徳川将軍家の手厚い保護を受け、明治維新に際しては朝廷が当宮を准勅祭社に御治定になり、勅使を遣わされ幣帛を賜り、新しい御代の弥栄を祈念されました。また、庶民の信仰は江戸の昔から大きな歴史の変転を経て現代に至まで変わることなく篤く受け継がれ、今も善男善女の参拝は絶えず、特に毎月1日、15日、28日の月次祭は縁日として大変な賑わいを見せています。
地元の人間は昔から富岡八幡宮とは呼ばないで『八幡様』と呼んでいたが、しばらく前までは初詣といっても近隣の人が訪れるのみでそれほど遠隔地からは訪れなかったように思う。それがここ最近では車両規制が行われるほどに多くの参拝者が訪れるようになり、ご覧のように大賑わい。お参りするのにも時間がかかるようになったが、個人的にはずらりと並んだ露店を眺めるのがとても楽しみだ。
バナナの叩き売りやがまの油売りの売り口上が懐かしく思い出されるが、近年はさすがに演技を熱演する個性派は皆無になってきた。時代の流れとはいえ少々寂しいものがあるが、それでも継承しているのか、昔の佇まいそのままに代々にわたって営業している露店を見ると嬉しくなってしまう。
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