Windows XPが起動しなくなった。前回初期化してOS再インストールしてから2年近くが経過しようとしているだけに予兆はいくつかあった。Internet ExplorerでYouTubeが閲覧出来なくなったり、OSが凍結して動作を受け付けなくなったり・・・・そろそろ本腰を入れて再インストールしようか、せっかく再インストールするのであればSSDに換装するかと考えていた矢先なので、ついに来たかという感じだが、それにしてもセーフモードでも起動しないのは困った。Windows通常モードでは起動出来なくてもセーフモードで起動出来ればそれなりに対策が取れるのだが、セーフモードですら起動出来ないとなるとかなりの重傷だ。
Windows回復コンソールから以前の状態のWindowsに戻すことも考えたが、購入したEPSONの公式サイトを読むと、セーフモード起動不可のときにはOS初期化しかないらしい。それでも駄目なら修理に出して欲しいと記載されている。考えてみれば回復コンソールやセーフモード起動から修復したとしても、その場しのぎの応急措置。OSの状態が不安定であることには変わりないので、だったら久方ぶりにOSの初期化、再インストールを選択した方が労力は増すものの完全に直るだけに安心だ。
ということで、久方ぶりにWindowsXPの再インストール作業を行うことにした。DVDからハードディスク初期化→システム再インストールまでは比較的簡単に行くのだが、問題はWindowsアップデート。ここから先が圧倒的に長いのだ。結果から書くと全部で200個を越えるアップデートファイルがあり、10個~20個単位でアップデートするためにアップデートが終わるたびに再起動。そしてアップデートファイルの選択。これの繰り返しなのだ。何度再起動したのか分からないが、このあたりマイクロソフトはもう少しアップデート作業の簡略化を考えて欲しいと常々思う。
マシン性能にも左右されるのだろうが、結局のところハードディスク初期化→200個アップデートファイルのインストール作業が終了するまでに要した時間は4時間近く。ずっと机の前に座っているわけにもいかないので離席した時間もあるが、それでも詰めたとしても3時間は楽にかかる。来月末にはWindows8のベータ版が登場するらしいが、機能操作性の改善を目指すのは当たり前としても、このアップデート労力もなんとかして欲しいものだ。
Macintosh OS XはWindowsと比較するとアップデートファイルが少ないように思われるが、秀逸なのはiPhoneやiPadに搭載されているiOS。PC OSが抱える煩わしさを極力排除することを目的に作られているので、従来のPC OSと比較すると至る所でユーザの負担をなるべく軽くしようという意図が明確に感じられる。OSそのものの存在をユーザに感じさせない、OSはあくまでも裏方に徹し前面には出てこない。PC OSにそこまでは求めていないが、メトロインターフェイスなどの目立つ操作性の改善のほかに地味ながらもユーザの労力を軽減する改善にも取り組んで欲しい。
関連記事
●2011年12月25日 ネット世界の著作権の問題
●2011年12月10日 Windows8ベータ版は2月後半に公開
●2011年08月20日 2012年4月Vistaのサポートが終了すると