Windows8が2月29日にいよいよ一般公開されるらしい。Windows95以降は発売されるすべてのWindowsは常に購入してきたし、現在も複数台のPCがあるために、Windows XP,Vista,7と過去3代のOSを常時使用している。なので今回公開されるWindows8への関心も相当高いが、心配なのはメトロインターフェイスの採用によるユーザインターフェイスの大幅な刷新だ。
Officeソフトのリボンインターフェイス採用に関しては賛否両論があるのは知っているが、個人的な見解ではリボンインターフェスは操作性が悪く、作業効率が落ちているのは間違いのない事実だ。人によっては大幅に操作性が改善したとの声があるらしいが、私のようにExcelでマウスを殆ど使用しない人間にとっては、アイコンそのものが目障りで仕方がない。が、リボンインターフェイスの最大の問題は最近の主流である横長ディスプレイでは、視線の移動量が大きすぎることにある。
20インチ以上のディスプレイを使用していると、左端から右端まで一つ一つのアイコンを見ていかねばならず、これが思わぬ作業の遅滞を引き起こすのだ。マイクロソフトがいくらリボンインターフェイスを推し進めようとしても、これだけリボンインターフェイス否定派の声があるということはやはり使いにくいと思っている人は多いのだろう。
そんなことを考えながら、CNET Japanを読んでいたら、Windows8ではスタートメニューが廃止されるらしい。Windows操作時に一番使用する頻度の高いメニューであるだけに、これがもし本当ならばかなり大変なことになる。もちろんWindows8には触れたことはなく、その操作方法は動画で見ただけだが、Windows95以来連綿と続くWindowsの作法そのものが大幅に刷新されるとのこと。より使いやすい操作性提供してくれるのならば、それでも構わないのだが、動画を見ている限り、昔からWindowsを使い込んでいる人間ほど否定的な意見が多い。
Macintosh OSもiOSとの統合を果たすべく、Macintosh OS X Lionからユーザーインターフェイスがかなり変わってきているが、Windowsも同じようにしようとしているのだろう。が、タッチ操作前提のスマートフォンやタブレットPCとキーボード使用前提のPCでは、ユーザーインターフェイスが異なるべきなのは誰でもわかること。リボンインターフェイスのように一気呵成に変更してしまうのではなく、段階的に変更して欲しいものだと常々思う。
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