|
テーマ:気になったニュース(31016)
カテゴリ:┣ ■サイン-新聞情報■
●東京・新宿の繁華街で看板落下 通行人の男性2人軽傷
2012.4.4 14:32 4日午後0時10分ごろ、東京都新宿区西新宿の路上で、ビルの外壁に設置された居酒屋の看板の外枠が落下。近くを歩いていた通行人の男性(35)と別の男性(65)の頭や足にあたった。警視庁新宿署によると、2人はいずれも軽傷だった。同署が詳しい事故原因を調べている。現場は、都営大江戸線新宿西口駅すぐ近くの繁華街。 新宿駅近くで看板落下、2人けが 台風並みの強風が吹き荒れるとの予報だったので、ニュースを注意深く見ていたら、西新宿のビル外壁に設置された看板が落下する事故が起きているのを知った。西新宿に詳しい人ならば写真や動画を見るとおおよその場所が分かるかと思うが、記憶に新しいところでは西新宿と言えば思い出されるのは、2007年06月19日に掲載した『西新宿ピザ屋の看板落下』だ。 この看板落下事件以降、新宿界隈では従来に増して規制が厳しくなり、通常であれば高さ4m未満の工作物に関しては構造計算書は不要であるが、高さ4m未満の看板などを設置する場合には任意で構造検討書の提出を求めているとのこと。つまり事実上野放し状態とも言える高さ4m未満の工作物に関しても、新宿区役所側で必要と判断したときには任意で構造検討書を提出しなければならないのだ。 製作・取り付けする側の自主判断では再び同種の事故が起きる可能性は否定出来ないために、任意の構造検討書の提出は仕方の無いことだが、今回また看板が落下したということは、2007年06月19日以前に設置されたものなのかもしれない。 上記4枚の写真だけでは事故の原因を突き止めることは難しいが、この規模の建物構造から判断すると外壁の仕上げは容易に想像が付く。縦方向の長さに関しては4mを超えると工作物確認申請書を提出しなければならないが、横方向はいくら長尺物であったとしても高さ方向で4mを超えない限り、工作物確認申請書の提出は必要ないのだ。だからというわけでもなかろうが、このビルの外壁仕上げから判断すると、アンカーが抜け落ちることは可能性としては低いように思える。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[┣ ■サイン-新聞情報■] カテゴリの最新記事
|