欧州サッカーリーグが日本で本格的に放送されたのは確かWOWOWのセリエAだったように記憶しているが、毎試合毎試合イタリアでのサッカー中継がようやくここ日本でも見ることが出来るようになったんだなと、当時は実に嬉しかったものだ。初めて見る一流選手のまさに一挙手一投足に注目し、分析しにくいプレーの時にはビデオを何度も見返したのを覚えているが、当時から思っていたのは、一体いつになったらこの檜舞台に日本人選手が登場するのかということ。
三浦知良選手を始めに名だたる日本人選手がすでに欧州に渡って、それなりに結果を出しているのは知っているが、まだ欧州のビッククラブに引き抜かれレギュラーとして定着した選手は一人も居ない。欧州サッカーは日本のプロ野球など比較にならないほど規模が広く、そして上下チームの実力差がはっきりしているのだ。なのでセリエAに移籍したと言っても移籍先のクラブの格差は歴然としており、そのあたり十把一絡げに見がちなごくごく一般的な日本人にとっては分かりにくいのだろう。
セリーグ6球団がだんごレースと称されるほどに実力が均衡する年があるプロ野球とは対照的に、欧州サッカーの場合、各国の優勝するチームは上位の3,4チームと決まっており、下位チームが優勝することはあり得ない。従ってスペイン・英国・イタリア・ドイツなどの上位3ないしは4チームはビッククラブと称されて、それ以外のチームとは確実に一線を画す存在となる。
●サッカーのビッグクラブってどのあたりまでか教えてくれ
9:名無し募集中。。。:2011/02/08(火) 19:58:02.36 O
レアル バルサ
ミラン インテル ユベントス
バイエルン
マンU アーセナル チェルシー リバプール
29:名無し募集中。。。:2011/02/08(火) 20:03:08.18 0
■初心者も1分で理解できるビッグクラブまとめ■
SSS レアルマドリード(品格と歴史のある最高級クラブ/CL最多優勝9回)
SSS ACミラン(華やかで歴史のあるイタリア最強クラブ/CL優勝7回)
============入っただけで世界最高の名誉のビッグクラブ============
SS リバプール(近年停滞もかつてのプレミア最強クラブ/CL優勝5回)
SS バイエルンM(歴代ブンデス最強クラブ&昨年CL準優勝/CL優勝4回)
SS ユベントス(近年停滞も品格と歴史のあるイタリアの最高の名門クラブ/CL優勝2回)
SS インテル(現世界王者の世界中の選手を集めるといった思想の元に成り立つ歴史あるクラブ/CL優勝3回) ★★★長友★★★
S FCバルセロナ(近年ビッククラブの仲間入りをした歴史あるクラブ/CL優勝3回)
S マンチェスターU(プレミア現最強クラブ/CL優勝3回)
============名実共に最高のビッグクラブ============
AA アーセナル(プレミア史上唯一の無敗優勝クラブ/CL準優勝1回) ⇒☆☆☆稲本☆☆☆
AA チェルシー(昨年プレミア王者の世界屈指の金満クラブ/CL準優勝1回)
A ローマ(セリエ強豪/CL準優勝1回) ⇒☆☆☆中田☆☆☆
A ドルトムント(ブンデス強豪/CL優勝1回) ⇒☆☆☆香川☆☆☆
============ビッグクラブとは言えないが魅力のある名門クラブ============
個人的にはNo.9よりもNo.29の書き込みに近い感想を持っているが、誰しもが認めるビッククラブとなると、スペインはレアルマドリードとバルサ、英国はマンチェスターユナイテッドとリバプール、イタリアはACミラン、インテル、ユベントス、そしてドイツはバイエルンぐらいだろう。
その自他共に認めるビッククラブの一つ、マンチェスターユナイテッドに香川選手が移籍する可能性が非常に高いらしい。ちなみにユナイテッドのファーガソン監督の最近の発言を聞いていると、この自尊心の高さには敬意を払ってしまうが、やはりビッククラブはみんな自分たちこそがNo.1であり、唯一無二の存在であるとの強烈な誇りを持っていることがよく分かる。
●ファーガソン:「シティが我々に並ぶためには100年かかる」
近年の大型補強が実り、シティは44年ぶりにプレミアリーグのタイトルを手にした。しかしファーガソン監督は、プレミアリーグの盟主の座を譲ったつもりはない。『MUTV』で、ファーガソン監督は次のように語っている。
「マンチェスター・ユナイテッドを代表して、お隣を祝福したい。このリーグで優勝することは、偉業だ。我々の歴史は際立っており、ほかのどこよりも優れている。歴史の上で我々のレベルに達するため、シティは1世紀が必要だ」
指揮官は、この日の悔しさが、次の世代に役立つと信じている。
「若手は今日のことを忘れないだろう。悪い経験が良いときもある。我々はチャレンジをしていく。ただ、チャレンジは我々が得意としてきたことだ。ここからスタートするよ」
香川選手のプレーはNHKのニュースの中でしか見たことがないために、マンチェスターユナイテッドでの活躍を予想するなどとは言えないが、ただ初めて欧州のビッククラブに日本人選手が加入するというのは実に感慨深いものがある。欧州トップチームでの経験が、やがては日本代表の底上げにつながると信じているからだ。
名将の誉れ高いファーガソン監督のもと、これまた英国を代表するスター選手であるルーニーと同じチームに所属できるメリットを考えたら、是非とも香川選手にはユナイテッドに移籍して欲しいと思うが、ドルトムントで獅子奮迅の活躍をしたのであれば、あとは順応性だけの問題のような気がしないでもない。即、レギュラー獲得というわけにはいかないだろうが、数少ないチャンスをものに出来るかどうか。大いに期待したいと思う。
●マンUに移籍か…香川がプレミアで成功する可能性
■なぜ香川をほしがるか
では、いったいなぜマンUは香川をほしがるのか。最大の理由は、今季リーグ戦でマンチェスター・シティーに2連敗したからだろう。昨年10月にホームで1-6の大敗という屈辱を味わい、勝てば優勝レースをかなり有利にできた4月のアウェーの天王山は、0-1で敗れた。
マンシティーはMFシルバやMFナスリらが、クリエイティブなゲームの組み立てをするのに対し、マンUの攻めは直線的で単調だった。
この2戦だけでなく、今季は全体的に戦力不足で、スコールズを現役復帰させるという措置までとって対応。だが、欧州チャンピオンズリーグは1次リーグで敗退し、その後に欧州リーグへ回ったが、決勝トーナメント2回戦でビルバオ(スペイン)に敗れた。
こうした反省から、ファーガソン監督は来季、チームの大幅なリフォームを迫られている。その一環として香川のような、いままでマンUにはいなかったタイプのゴールスコアラーがほしいのだ。
■プレミア独特の「スピード」
では、はたして香川は、マンUでレギュラーが獲れるのか。プレミアリーグへ移籍した外国人選手が、いつも苦労するのは、プレミア独特の「スピード」だ。
全体的に攻守の切り替えが早く、相手のボールへの寄せが速い。パスやシュートのボールスピードも速く、頭の切り替えも、なかなかついていけないらしい。しかもプレミアのなかで、マンUの「スピード」はトップレベルだ。
香川は2年間、ドイツのパワーサッカーに対し、弱点であるフィジカルに代えて、テクニックとスピードで対抗して、成功した。このブンデスリーガでの経験は大きな助けになるだろう。だが、プレミアの「スピード」はこの比ではない。最初のうちは、かなり苦労するはずだ。
■短時間で慣れるのでは?
しかし、セレッソ大阪からドルトムントへ移籍し、1年目から大活躍した。右足小指つけ根の骨折で後半の半シーズンは棒に振ったものの、2年目の今季はリーグ戦31試合で13得点を決め、リーグ2連覇に貢献した。この順応性と成長率を見れば、短時間でプレミアの「スピード」に慣れる可能性は高い。