4711332 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Black and Blue

Black and Blue

Calendar

Category

Archives

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月

Comments

 背番号のないエース0829@ ファザード 「水を抱く女」に、上記の内容について記…
 http://buycialisky.com/@ Re:増上寺安国殿の建て替え(11/30) cialis user ratingsonline cialis purcha…
 http://buycialisky.com/@ Re:ネットブックの価格(05/05) click now buy cialis brandbuy cialis wi…
 http://buycialisky.com/@ Re:古色蒼然とした緑青仕上げの旧家解体(09/13) can i take cialis one day and viagra th…
 http://buycialisky.com/@ Re:■表参道ヒルズの自立サイン■(12/21) difference de prix entre viagra et cial…

Freepage List

Favorite Blog

集客アドバイザー「… 大江戸看板男の「商売繁盛・総合研究所」さん
ZINNIA 美しいところ ZINNIA_JPさん
へそ曲り設計士の建… たかさん360062さん
もっとハッピー happy-gaiさん
ブルー・アート日記 blueartさん
ウォーク・オン・ザ・ワ… 舎路人さん
大江戸ユーチューブ… 大江戸ユーチューブ男さん
想いのままに...。 山デジさん
nikoniko21の起床て… meguraku1212さん
2012年07月07日
XML

Wikipediaで『矛盾』の意味を調べると以下のように記述されている。

『韓非子』の一篇「難」に基づく故事成語。「どんな盾も突き通す矛」と「どんな矛も防ぐ盾」を売っていた楚の男が、客から「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と問われ、返答できなかったという話から。もし矛が盾を突き通すならば、「どんな矛も防ぐ盾」は誤り。もし突き通せなければ「どんな盾も突き通す矛」は誤り。したがって、どちらを肯定しても男の説明は辻褄が合わない。


EURO2012決勝戦のスペイン対イタリアを見ていたら、スペインは矛、イタリアは盾と感じたのだが、時折それが入れ替わるのが面白く、前半30分ぐらいまでは実力伯仲の互角の展開だった。結果は4対0でスペイン圧勝のように見受けられるが、個人的に感じたのは改めてイタリアの日程の厳しさと運のなさ。中3日でドイツ戦、そして中2日でスペイン戦。過去中2日決勝戦で勝利した事例もあるようだが、さすがに後半は息切れしており、モチベーションだけではEUROのような難攻不落の登山を登り切ることは難しいのだ。

彼らの方がフィジカル面でよりフレッシュだったのは、最初からすぐに分かったはずだ。我々はこれまでにかなりのエネルギーを消費し、回復する時間がなかった。この一週間はかなりのものだったよ。ときに抑えなければいけなかったことが分かったね」

優勝を目的として乗り込む国は決勝戦に照準を合わせて体調管理を行い、自己のパフォーマンスをベストに持ってくるべきなのだが、いかんせん言うは易く行うは難しの典型的な事例で、その点だけがイタリアにとっては悔やまれるべきことか。「ときに抑えなければいけなかったことが分かったね」という言葉が何を指し示すのかは分かりにくいが、素直に捉えれば試合や練習への取り組みには起伏をつけなければならない、もう少し抜けるときには抜いた方が良いということになるのだろう。

失点後しばらくして得点出来るチェンスがあったが、カシージャスが指先1本で触れたボールはほんのわずかに軌道変更を行い、勇猛果敢に飛び込んでいったデロッシの頭のわずか先をかすめて得点ならず。振り返ってみるとこれが試合の分岐点だった。カシージャスが触ることが出来なければ間違いなくデロッシの同点ヘッド。触った時点でイタリア不運を感じたが、続々と続く負傷故障退場者を見ているとこの日だけはイタリアの日ではなかったのだ。

が、EURO2012で一番感じたのはイタリアの変貌とバロテッリの成長だ。2011年01月23日に『ユニークなマリオ・バロテッリ』という日記を投稿しているが、このまま順調に行けば世界を代表するフォワードになる可能性を秘めた逸材だけに今後が楽しみでならない。EURO2012での3得点の質はいずれも高く、全世界にバロテッリの名前を知らしめたが、凡プレーも多く改善の余地は多々あるのだ。が、2014年ブラジル大会におけるイタリア浮沈の鍵はバロテッリにあるといってもよく、新生イタリアを確認するためにワールドカップ欧州予選を見るのも面白いかもしれない。

それにしてもスペインは圧巻だった。攻守の要、ビジャとプジョルを欠きながらの優勝は拍手喝采もの。プジョルが出場していればアルベロアOUT、ラモス右サイドバックINとなるわけだから、より攻撃的なチームを見ることが出来たわけだが、その不在を感じさせなかったデルボスケ監督の采配はお見事の一言だ。トーレスやジョレンテを使うべきという意見もあるのは分かるが、ビジャ不在時のベストバランスは近年ていたらくパフォーマンスを続けるトーレスではなくて、バルセロナ0トップ。セスクもアーセナル時代にトップの位置に入ることがあったように記憶しているが、シャビ・イニエスタ・アルバ・ペドロ・ブスケツ・ピケとバルセロナ同胞との球回しは、ため息が出るほどに美しく、簡単に見えることが逆にその難易度の高さを表している。

ワンタッチ、ツータッチで小気味よくパス交換を行いながら、自らのリズムに相手を引きずり込み、空間全体をバルセロナエリアにした瞬間に、まさに針の穴を通す、いや喉元に匕首を突きつけるようなパスを出すのだからたまらない。まさに水星周期で出現するチームだと思うが、2年後にシャビは34歳。今大会は好不調の波を繰り返しただけに、これから徐々にパフォーマンスが低下してしまうのかもしれないが、出すぞ、出すぞと思わせながら、ギリギリまで引きつけてオフサイドになる瞬間にアルバにパスを渡した2点目を見ていると、相も変わらず健在ぶりを示している。

サッカーの醍醐味を改めて感じさせてくれたスペイン、バルセロナには感謝したいが、果たしてどこがこのチームを止めるのだろう。現時点ではブラジル・アルゼンチンを加えたとしても、スペインが一頭地抜けているだけに2014年ワールドカップが楽しみになってきた。

関連記事

●2012年07月01日 EURO2012決勝戦・スペイン対イタリアを前に思うこと

●2012年06月30日 EURO2012-ドイツ戦で見せたイタリアの選手の機能美

●2012年06月24日 EURO2012-スペイン対フランスを見た感想

●2012年06月17日 EURO2012-ボールを芯でとらえることの難しさ

●2012年06月16日 EURO2012-フランス対ウクライナを見て

●2012年06月10日 EURO2012-オランダ対デンマークを見た感想

●2012年06月09日 いよいよEURO2012が始まった

●2012年06月03日 EURO2012のグループリーグ展開予想

●2012年06月02日 EURO2012が6月8日に開幕

●2012年05月27日 チェフ1/64の確率とCL優勝を決めたドログバの一撃

●2012年05月20日 マンチェスターUで香川選手は活躍できるのかどうか?

●2012年04月01日 男子オリンピックサッカーで勝つことに価値はあるのか?

●2011年12月24日 クラブワールドカップ決勝戦を見た感想

●2011年12月18日 クラブワールドカップ決勝戦を前にして

●2011年12月11日 バルセロナの哲学を語るシャビとイニエスタ

●2011年12月04日 EURO2012の抽選結果が面白い

●2011年10月30日 プレミアリーグ・揺らぐ放送権商法

●2011年07月31日 コパアメリカを通して見て

●2011年06月12日 いよいよ始まるコパアメリカ

●2011年05月15日 コパアメリカ2011への参加問題

●2011年05月01日 レアル・マドリー対バルセロナ試合後の喧騒

●2011年04月24日 巨人対阪神戦の誤審に思うこと

●2011年02月20日 CL BEST16 1st アーセナルvsバルセロナを見て 

●2011年02月06日 ザッケローニ監督の野望

●2011年02月05日 長友佑都選手のインテル移籍

●2011年01月29日 アジアカップ決勝戦を前に思うこと

●2011年01月23日 ユニークなマリオ・バロテッリ

●2011年01月22日 ロナウジーニョ移籍について思うこと

●2011年01月10日 とても楽しみなカッサーノ

●2010年12月05日 クラシコ・バルセロナ対レアルマドリード戦を見て

●2010年11月07日 何でいつもそこにいるんだ?インザーギ!

●2010年10月10日 オランダ代表MFデ・ヨンクの凶行

●2010年10月03日 反逆のFWイブラヒモビッチ、大いに吠える

●2010年10月02日 質の向上を求めたいサッカー新聞記事

●2010年09月18日 南アフリカワールドカップのFIFA報告書

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012年07月07日 11時00分20秒
コメント(2) | コメントを書く
[┣ ★サッカーについて★] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X