Retinaディスプレイ搭載のiPad 3を購入してからというものの、電子書籍を購入することが多くなってきた。高解像度に対応しているアプリはまだまだ少ないものの、やはりiPad 2と比較すると拡大したときにその美しさがよく分かる。『「紙の発明」に匹敵するインパクト――新型iPadは、これから奇跡を起こす』 という記事を最初目にしたときには、少々大げさなタイトルだなとは思ったのだが、使い込んでいくうちに納得。やはりiPhone & iPadは人々の生活様式を変えている、まさに画期的な商品なのだ。
が、その電子書籍、価格を見ると本屋で実物を買うのと変わらない、というか逆に少々高い金額設定をしている書籍もあるような感じだ。一冊一冊価格の比較をしているわけでもないので、あくまでも感覚的なものなのだが、紙媒体としての書籍と電子書籍との価格で明確な差異を設定している良心的な出版社はごくごく僅か。もちろん出版社側の言い分もあるのだろうが、素人目に考えても紙媒体も使わなければ、販売書店の人件費も加算されないはずだからもう少し安い価格設定にして欲しいものだと常々思う。
やはり旧態依然とした業界の体質を破壊するためには黒船襲来が一番。端末の出来は問わないから、早くここ日本でも上陸して欲しいなと思っていたら、6月26日に遂に日本上陸を発表。以来一日千秋の思いというのは大げさにしても、それに近い気持ちで待っているのだが、一向に正確な発売日の発表がない。
●アマゾン、電子書籍端末「キンドル」日本発売を発表
アマゾンジャパン(東京・目黒)は26日、ホームページで電子書籍端末「キンドル」を近日中に発売すると告知した。同社がキンドルの日本発売を公式に認めたのは初めて。楽天も電子書籍端末の日本での販売開始を控えており、市場活性化に弾みがつきそうだ。
アマゾンは同日、キンドル販売開始を知らせる電子メールを受信するための登録受け付けを始めた。登録した利用者には、発売日が近づくと製品情報や受注開始日などの情報が電子メールで届く。実際の購入には別途、手続きが必要になる。
アマゾンはキンドル発売の具体的な日付は明言していない。米アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は4月、日本経済新聞の取材に対してキンドルを使った電子書籍サービスを年内に始めると説明。出版・印刷業界には、8月に日本で発売するとの観測もある。
今夏以降、日本の電子書籍市場は活気づきそうだ。楽天は7月下旬にも、買収したカナダ企業の電子書籍端末「コボ」を日本で発売する。海外企業では米マイクロソフトも、次期基本ソフト(OS)の「ウィンドウズ8」を搭載したタブレット(多機能携帯端末)を発売することを表明済みだ。
Kobo Touch vs Kindle 3 Comparison Review
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楽天はコボタッチを7月19日に発売するようだが、やはり真打ちはアマゾン・キンドル。一体いつ正式に発売されるのだろうかとネット巡回していたら、8月7日かもという記事を見つけた。ということはコボタッチの発売される直前に正式な発表がありそうな気がするのだが、さてどうなることやら。
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