どこかのサイトに『Kobo touch とkindle touchとSony Readerの比較』記事があるはずと思い、早速調べてみると、奇特な方がすでにきちんとした比較表を作ってくれていた。性能的にはほぼ互角の横一線状態。ただ金額面で、Sony Readerはかなり高く、Kindle Touchが発売されれば、早晩値下げせざるを得ないような気がするが、それにしてもKobo touchの金額は安い。ただいま楽天公式サイトを見てみると、予約者には最大で3000ポイント付与と掲載されているので、人によっては実質5000円以下で購入することが出来るわけだ。
が、最近iPhoneやiPadが搭載しているRetinaディスプレイを見ていると、他の端末の文字が荒く見えて、PCを含むすべての機種のディスプレイに表現されている文字が気になってしまうのも事実。つまり安物買いの銭失いではないが、あまり価格的に安い機種を購入しても、という気持ちがあるのだ。ネットを巡回していたら、Kobo touch とkindle touchの画質はほぼ同等という書き込みもあり、そんなに目くじらを立てるほどのものでもないが、やはり通販で購入する前に実物は一度見ておきたいもの。
それにしてもKobo touchの『世界240万冊をあなたの手に』は誇大広告のような気がしないでもない。注釈をよく見ると、koboイーブックストアの開始当初の日本語の品揃えは約3万冊。実質237万冊は多言語による電子書籍となるわけで、殆どの人に取ってはあまり意味のない数字だ。『いつでもどこでも本が探せる』とは謳われているものの、冒頭で紹介した比較表によると3G通信機能はないので、入手は無線LAN経由に限定される。
おそらくはドコモ3G通信回線を無料で搭載してくるはずのkindle touchを相当意識しているのは間違いないが、毎度繰り替えされる規格乱立→過当競争→自主撤退→規格収斂はWikipediaに掲載されているビデオ戦争で何度も見ているだけに、ユーザ利益を考えると、全社共通形式を採用するか、早く一つにまとまって欲しいものだ。
●ビデオ戦争
アマゾンもドコモのような『iPhone、出る出る詐欺』ではなく、そろそろ発売時期を発表すべき時期に来ていると思うのだが・・・
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