秋のバラフェスタが開催されているので、久方ぶりに神代植物公園に出かけることにした。一度入場してもスタンプを押せば退場可能なので昼食は周囲のそば屋で取ることにしたが、ふと見渡すと鬼太郎茶屋が視界に入ってきた。
都内在住の方であれば深大寺と聞けば誰でもそばを連想するかと思うが、そのそばのお店が建ち並ぶ深大寺で鬼太郎の名前を冠した茶屋というのはちょっと興味を注がれる。まさかこの場所で鬼太郎茶屋に出会えるとも思っていなかったので、慌ててネットで調べてみると、どうやら原作者公認の本家本元のお店らしい。
●鬼太郎茶屋 調布市深大寺
長い間日本人に親しまれて来た「ゲゲゲの鬼太郎」。その作品の底に流れるテーマは「自然との共存」です。人や妖怪だけでなく、鳥や動物や虫たち、地球上に住むすべての生き物との共存が表現されています。そんな「水木ワールド」を水木氏の第二の故郷でもある都内でも有数な緑豊かな地域、調布市「深大寺」門前に再現致しました。緑に囲まれた築40年余りの木造建築「鬼太郎茶屋」は、訪れた皆様をきっと懐かしい世界に御案内し、自然の素晴らしさを体感させてくれることでしょう。 |
お店の至る所に飾られた鬼太郎のアイテムはさすがに郷愁を感じさせるが、一番人気はなんと言っても店頭に置かれた鬼太郎とねずみ男だ。通行人が入れ替わり立ち替わり、鬼太郎とねずみ男を背景にポーズを取っているところをやはりみんな親しみを感じてしまうのだろう。樹木の上に木製の小屋を作り、目玉おやじと鬼太郎を配したアイディアはなかなか秀逸だと思うが、目玉おやじのまんじゅうというのも愛嬌がある。いきなり降り出した雨のせいで買ってくるのを忘れたが、次回訪問したときには味見をかねて購入しようかと思う。