それにしても目黒天空庭園とは大上段に構えた名前だと思うが、日経新聞のこの記事を読んでいたらそれも致し方ないかなと妙に納得してしまった。というのも首都高速3号線・大橋ジャンクション真上に立地し、内部高低差70m、全体で7000平方メートルとまさに前代未聞の巨大公園だからだ。詳細は以下の記事から。
首都高に巨大天空庭園 「迷惑施設」生かす街づくり
東京都目黒区にある大橋JCT(ジャンクション)に、約7000m2(平方メートル)もの面積を有する屋上公園が誕生する。その名も「目黒天空庭園」。目黒区が2013年3月のオープンを目指して工事中だ。迷惑施設と評されがちなJCTを街づくりの核に据え、道路事業者や行政、地元住民などが一体となって整備を進めてきた。
首都高速3号渋谷線と山手トンネルを連結する大橋JCTといえば、ローマの「コロッセオ」をほうふつとさせる形状で話題を集めた巨大なコンクリート構造物だ。地上2層、地下2層の4層構造で、内部の高低差は約70mもある。平面形状は長軸175m、短軸130mの楕円形。一周は約400mで、国立競技場のグラウンドとほぼ同サイズだ。
大橋JCTは、自動車の排気ガスや騒音の影響を低減するために12万m3(立方メートル)を超えるコンクリートで壁と屋根を覆う「覆蓋(ふくがい)構造」を採用している。目黒天空庭園は、この広大な屋根の上を活用した目黒区立の立体都市公園だ。立体都市公園とは、人工地盤や建築物などの上部に設けた公園を指す。04年に施行された改正都市公園法で、設置が可能となった。 |
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●2013年01月23日
羽田クロノゲートで建造中の巨大施設