2008年01月24日に投稿した
『変わった電信柱』
『電柱』は英語でなんていうのだろうと調べていたら、『utility pole』と記載されていた。カタカナ表記するとユーティリティーポールとなるが、和訳としては多機能な柱とでも訳すのだろうか?今から5年以上前に掲載した『変わった電信柱』の写真を再度見直していたら、まさに多機能柱・万能柱と呼ぶにふさわしい電信柱だが、その電信柱の地中埋設化の検討が始まったという。欧米各国と比較して東京の無電柱化率は著しく低い。都心中枢部のみならず、広範囲な場所で埋設化が進むことを切に望みたい。
●東京の電線、五輪までに地中化 景観・防災対策で
国土交通省は2020年開催の東京五輪までに、東京都内の空港や駅周辺など人が多く集まる地域の電柱をなくす検討に入った。電線を地中化し、渋谷や港など19区で国道や都道の「無電柱化率」を今の80%から100%に引き上げる。海外に比べ遅れている無電柱化を進め、防災の強化や景観の改善を図る。訪日外国人客の増加を見据え、都市環境の整備を急ぐ。
電柱の撤去は、東京23区のなかでも特に人の往来が活発な「重点区域」と位置付ける19区の大部分で進める。区域内の国道や都道のうち、まだ電柱が残る約130キロメートルで20年にかけて電線を地中に埋めていく。訪日客が多く集まる羽田空港やターミナル駅周辺で優先的に進める方針だ。
地中化の費用は1キロメートルあたり約6億円。国と東京都のほか、NTTや東京電力など民間企業の3者が約2億円ずつ負担する。単純計算で重点区域の総事業費は780億円規模になる。国交省は全国の電線地中化工事に年300億円前後の予算を確保しているが、来春の消費増税をにらんだ経済対策に関連経費を盛り込むことも視野に入れる。 |
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