口癖・・・
弟と交代で・・・病院に行っています。昼間私が病院についてて・・・夜、弟が病院に泊まっています。今日の母は・・・血圧が40 心拍数130 呼吸も弱く、足だけじゃなく、手にもチアノーゼが広がっています。昨日まであった、わずかな反応は今日はまったく無くなっていました。(弱い力だったけど、昨日病院を後にしようとした時、私の手を握って放さなかったのに・・)目も、閉じる事もなく半開きで・・・天井をみつめるだけです。看護士さんがライトを目に当て何度も確認をします。そこにいるのは、確かに母なのだけど・・・半分は誰か違う人が寝ているようで・・・母の手をさすりながら・・・私は、枕もとの飾ってある元気な頃の母の写真を眺めていた。そんな、もう何の反応も示さなくなった母のよこで・・・「安楽死」について・・・やっぱり考えてしまいました。まだ、母が今よりちょっと元気な頃、紙おむつを使用し始めた頃から・・・繰り返し私に、「生きてたってしょうがない・・・早く死にたい」と口にするようになりました。栄養点滴も嫌がり・・看護士さんやお医者さんに辛い言葉を吐くことがしばしばでした。看護士さんたちは・・・癌の痛みがそういう態度を取らせてるんでしょう・・・と、言ってくださったけど・・・なんだか、心が痛かった。栄養点滴もせず・・・食べ物も口にせず・・・見る見るうちに痩せて・・・あっという間にかすれ声しか出なくなりました。自分で寝返りも打てなくなった時・・・私じゃなく、一番親しげな看護士さんに・・・「家に帰りたい・・・ここは寂しい・・・」といっていたそうで、無理してでも、一度、日帰りでもいいから・・・つれて帰ればよかったなぁ~(また、ちょっとうるうるしてしまいました。)目の前の母は、もう死を待つだけ・・・・先生は、「血圧も40で、肩で息をしていても本人は苦しくありませんよ」っていうけど・・・やっぱり、苦しそうだし、みていて痛々しい・・・日本に安楽死っていう選択肢が、あったとしたら・・・私は娘として、すぐサインするだろう。もし私が、死の淵にいたら・・・みんなに「ありがとう! バイバイ! また、縁があったら会いましょう!」っていって「この世」にさよならしたいなぁ~お母さん・・・今まで、よく頑張ってきたよ・・・私に、痛いってほとんど言わなかった。「痛い?」って聞くと・・・「大丈夫、大丈~夫!」っていってた。親子だからかなぁ~私も、「大丈夫、大丈~夫!」っていうのが口癖です。