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人相や手相で人の運勢を占うという話はとく聞くけど、

寝相で占うというのは珍しい。

ところが、この寝相占いなるものを独自に考案して、研究に打ち込んだ人物が

江戸時代にいたらしい。

水野南北という、江戸中期、大阪に生まれた観相学の大家で、占い師というと、

霊感や直感に頼る神秘家が多いなかにあって、南北は徹底的な

実証主義であった。

例えば、髪の毛の質と、人間の運命の関係を調べるために、

実際に髪結い所で３年間も修行を積んだり、人間の体格と運勢の

関係を調査するため、銭湯の流し番となって働くなど、まさにﾌｨｰﾙﾄﾞワークの人だったよう。

そんな南北が注目したひとつが、人間の寝相。

よくよく観察してみると、人間の性格や運勢と関係しているに

違いないとにらんだ南北は、あらゆる機会を見ては寝ている人の

姿をウォッチングしまくったそうな。

そうして、集めた膨大なデータを分析して出来たのが寝相占いなるもの。

その一端は、仰向けに寝る人は、根気がなくて飽きっぽい、

横向きになって寝る人は、体が健康で、なおかつなかなか強い運に恵まれている。

眠っているときは、ぽかんと口を開けているのは、根気に乏しくだらしない。

口を閉じているのは、根気強く頑張り屋。

寝ているときに、枕上の方へ体を乗り出すようにしてずれるのは

出生運のある証拠。

逆にカメのように布団の中に潜り込んでしまうのは、

下積みが長く、なかなか出世運に恵まれないタイプ。

とまぁ～こんな感じで、他愛もないが、しかし、いずれも南北の

実証的データに基づくものだけに、一概に迷信といって否定し去ることも

できないような気もするけど。。。。

まぁ～とりあえずは、今夜、配偶者や恋人の寝相でチャックしてみたらどないでっかっ！？(*^m^*) ぷぷっ