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カテゴリ:モデルハウス
今日は伝統工法の木造住宅についてひとこと。 この家のような新壁構造(柱その他構造材がそのまま仕上材になる工法)は、柱や梁がそのまま意匠となります。 なので、様々な美しい表現の可能性が秘められています。 今の住宅建築ではこのような本格的木造建築は少数派となっています。 この家でも、「如何に空間を贅沢に使うか」に関して様々な工夫をしています。 加えて前回の日記に書いたように、障害者の意見を取り入れ、弱者に対しても優しい設計となっています。 例えば、今回アップした鴨居の真下にあたる敷居ですが、通常であれば敷居のようにそのまま平板を取り付けるので当然の事ながら段差が出来ます。 しかし、この家の場合には敷居レールを直接床板に埋め込むことで敷居の線を大方消すようにしています。 そうすることで段差が全く無い障害者にも健常者にも優しい造りとなります。 そして、何よりも敷居の段差がないということは、引戸を開け放っている時には床の連続性を強調することが出来ます。 また、引戸部分で壁が切り替わっても、床の連続感があれば広がり感やよどみのない流動感が生れることになります。 最後になりますが、写真の奥に見えるのは、ハーフユニット式のバスです。 明日はこのバスについてコメントします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月07日 11時03分10秒
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