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カテゴリ:モデルハウス
ラス下地貼りは、モルタルの付着を良くするための前工程です。 板壁の上に黒い防水シートを貼り、その上にラス下地(格子状の針金のようなもの)をタッカーで固定していきます。 そして、その上にモルタルを20mm塗り、仕上げとして漆喰(しっくい)を15mm塗ることにしています。 ここで、漆喰の説明をすると、 素材そのものは石灰にすさ、のり、砂などを水で混ぜて練ったのもです。 日本古来から用いられてきた素材で、塑性(*注釈)が大きく、使用後、表面が空気に接して炭酸カルシウムとなり、硬い皮膜を造ることになります。 *注釈:「塑性」:外力の作用によって変形した物体が、外力を除去しても、もとに戻らない性質。つまり、この漆喰の場合は、空気に触れて一旦硬い皮膜を造ると、硬いままで元には戻らないことを言います。 ところで、今日はちょっとした豆知識を書きます。 「いの一番」って言葉は皆さんもご存知だと思いますが、これは大工用語なんですよ。 一般的に「いの一番に~する」という使い方をしますが、ご存知のように「まっ先に」「最初に」といった意味です。 大工さんが家を建てるときは、昔は図面(手板/板図)に縦、横方向にそれぞれ、「いろは・・・」「壱(一)弐(二)参(三)・・・」と番号(番付け)をふっていきました。 現在ではプレカットの構造材に、「いろは・・・」「壱(一)弐(二)参(三)・・・」と番号がふってあります。 また、番付けは、柱を建てていく順番にふるのが常になっており、「い」と「壱(一)」が交わるところ、即ちまっ先に建てられる柱が「いの一番」なのです。 分かりました? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月10日 09時27分27秒
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