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カテゴリ:モデルハウス
先日の日記の中で、階段は家の一番奥にあると書きましたがその説明をします。 通常、住宅展示場などに見学に行くと玄関の先に階段があることが多いです。 これは、一説によると狭い家を広く見せる為の手法だといいます。 つまり、階段と階段上の吹抜けを利用して玄関のドアを開けた瞬間にハッタリをかます手法であると 某大手ハウスメーカーの営業マンに聞いたことがあります。 しかし、主婦の立場からみると全くいい事がありません。 まず、子供が帰ってきたのが分からない。 次に、子供の気配も分からない。 子供の非行の原因として、部屋の閉じこもりと携帯電話があります。 まだ10年くらい前であれば、電話をかけたい場合、 子供はリビングまで下りて来る必要がありました。 しかし、現代は学生・児童も1人1台持っているので、 部屋から電話をかけることが可能となりました。 なので、リビングに子供が下りてくる機会が減り、 結果としてリビングで家族団らんの機会が減りました。 このような状況を是正する為に、 数人の主婦の意見を聞き、あえて一番奥に階段を設置しました。 そうすることで、子供は帰宅すると「ただいま!」と言って、 親の顔を必ず見て(前を通り過ぎて)2Fに上がることになります。 また、主婦の意見を参考にして、 この家はキッチンから子供の気配が分かるようにしています。 なので、お母さんが「○○ちゃん、ごはんよ!」と下から呼びかけたり、 子供部屋の電気が点いているときはスリガラスの奥で、 子供が何をしているか把握することが出来ます。 最後にもうひとつ。 子供部屋の窓にはベランダを付けています。 これは、親が子供部屋に入る理由を与える為です。 昨今の親は、我が子供の部屋に入りにくい、 入れさせてくれないとかの馬鹿な話を聞きますが、 親本人の立場からは、結構深刻な問題みたいです。 なので、例えば布団を干すという行為を、 子供が小さいうちから日常の行為として脳裏に植えつけます。 そして、子供が非行にはしった時も、 「○○ちゃん、布団干すから開けてね!」と子供部屋に親が入る理由を作ることが出来ます。 そして、布団を干すという行為に対しては、 非行の子供も仕方がないと部屋を開けてくれるでしょう! このように、階段ひとつにしてもかなり気を使っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月13日 20時06分05秒
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