カテゴリ:趣味
こんにちは!
昨日は喉が痛くて参りましたが 1日ダラダラ過ごしたら痛みはなくなりました。 しっかり“風邪”になっただけですが・・・。 夕飯は家人にコンビニ弁当を買ってきてもらいました。 ちょうど家人が戻るころ眠くてうつらうつらしていたものですから 風邪をひいたときの読書が何とも気持ちのいいもので こんなの読んでました。 パール・バック『母よ嘆くなかれ』です。 短いものであっという間に読めました。
パール・バックと言えばピューリッツァ賞に・ノベール賞と かなり有名な女性です。 父は彼女の『大地』を読んで土地の尊さを学んだと。 私も『大地』は読みました。 高校生くらいで中国のイメージはまだ共産主義の停滞国というイメージもあり 主人公が上海でダンスをするなんていうのが ピンとこなかったんです。 3世代にわたっての物語なのでお爺さんが主人公の時には 奥さんが纏足(てんそく)をせず美しくない女なのが不満・・・と言っている方が ある意味私の中ではピンと来るくらい。 (歴史もの好きの人間だし若かったので偏見大いにありですが・・・) ついでに主人公が奥さんのお陰で財産を得てお金持ちになったら 纏足をした愛人を持ちましたけどね。 (お金がある大抵男ってこんなものと当時の私は思いました) とにかくパール・バックは中国で生涯の半分を過ごした人で いろいろ作品を残しています。 その彼女に「いつまでも子供のまま」の娘さんがいたのは この本を読んで初めて知りました。 彼女は自分の子供が普通でないことをなかなか受け入れられず 行けるだけの医師を訪ね結局絶望の淵に叩き込まれるという経験をしました。 娘さんは「フェニルケトン尿症」という病気で 早期治療をしないと脳に障害が出るのだそうですが 以前はそんなこともわかっていませんでしたので彼女のお子さんは 片言をしゃべるくらいのままで成長が止まっていました。 この本を書くのに30年かかったんだそうです。 人に娘のことを語るのにそれだけの時間を要したというのは かなりの葛藤があったことと思います。 娘さんが産まれたのは1920年で 出版は1950年でした。 ついでに最初の夫は子供も可愛がらず パール・バックの行動にも理解を示さなかったとのことで 子供が生まれて3年で離婚したそうです。 あとがきで知りました。 文中まったく夫の存在が出てこなかった訳が分かりました。 彼女の苦労を思うと私の苦労なんてまだまだ・・・と思いますが やっぱり大変なことは大変なんです でもこの本を読んで良かったかなと思いました。 今日はまだだるくてボーっとしているので もう少し大人しくしていようと思っています。 さあ今日も頑張りましょう! 応援ポチよろしかったらお願いいたします。 (1人1日1回有効です) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[趣味] カテゴリの最新記事
|
|