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December 12, 2007
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カテゴリ:映画のお話
悪夢探偵.jpg

まずは悪夢探偵です。サスペンスホラーです。

主人公は松田隆平。

一見自殺と思われる事件の背後に、犯人の姿を見た刑事が、
なにか夢に原因があるのではないかと捜査を進めていく…

そこで出会うのが松田隆平演じる、夢に入れる人
タイトルでは探偵となっていますが、探偵ではないです。

これが惹かれた理由なのですが、
主人公は嫌々夢に入るし、嫌々生きています。

とにかくこの映画には「死にたかがっている人」しか出てきません。

かなり前から見たかった映画だったのですが、
唯一躊躇する原因、それがhitomiです。

これが別の人だったら、映画館に行ってたと思いますが…

でもね、映画館で見なくて良かったです。

まず話す声が異様に小さく、テレビの声、ほぼ最大にしてもぎりぎりです。
怖いシーンではとっても音が大きくなります(苦笑)
なのでリモコンが手放せません。

タイトルのB級さを呪うほど、とっても怖くて、良い作品です。
映像も暗い色なのだけれど、とっても綺麗です。

そして救いがある映画と言えるのかな…

監督は塚本晋也さん。知ってる方も多いかも。役者さんです。

実は以前浅野忠信さん主演のヴィタールを見て、二度とこの人の作品は見ない、
と、思ってしまったほど、怖いシーンが多かったのですが、
なるほど、本当に才能のある方なんだろうと思います。

松田隆平さんの「いやだ、いやだ」は本当に嫌そうで、
一見の価値ありです(笑)夫、爆笑してました。

次に見たのが300
300.jpg

とにかく「This is SPARTA!!!!」と一緒に叫びたかったと言う(苦笑)
それが一番の理由だったのですが、とっても楽しめました。

私は世界史は全く駄目だった口なので、スパルタ=スパルタ教育という
小学生張りの認識しかありません。

夫はバリバリ世界史大好き人間だったので、
この映画をやると知ったときから見たかったようでしたが、
結局今回、一緒に見ることはできませんでした。


歴史上のお話がどのようなものかはわかりませんが、
これはアメコミが原作とあって、立派なファンタジーでした。

背景がほぼCGと言う事でしたが、そのために世界の色が統一化されていて、
全く現実感なく見ることができました。

戦争ものが苦手な私にとっては嬉しい限りです。

ただこの色や映像を好むか好まないかでこの映画を楽しめるかどうかは
結構決まってきそうな気もします。

アメコミといえども変なヒーロー性と言うものはなく、
そのあたりはひどく現実的な印象も、逆にかっこよく感じました。

敵に関してはかなり賛否両論分かれるようですが、
非現実的な登場人物がとっても多いので、
これがファンタジーだと言う事が理解できると思います。

意外に物語りは淡々と進んでいきますが、
とにかく筋肉!!漢!!!うぉーーー!!な世界です。


ちなみに私が叫びたかった言葉は意外に早い段階で出てきて、
そこが一番がっかりでした(涙)

最後はパフューム
パフューム.jpg

おすぎがどこを絶賛していたのか…

それは凡人の私には全く理解はできませんが。

想像していた映画とは全然違いました。

なんというか多少ブラックユーモア感があると言うか…


なので思っていたほど、重い映画ではなく、芸術的とも違う。

主人公は世界一臭い場所で生まれ、自分自身は一切香りを持たない、
驚異的な嗅覚の持ち主です。

ある時出会ってしまった至福の香りを求めて殺人を繰り返す…

そんなお話です。

CMではラブシーンばかりが有名になってしまいましたが、
大人の怖い童話と言う感じでした。

この映画で昔、授業の課題で夫が書いた作文??を思い出しました。
毎回違う題材で作文を書かされるという…苦痛な授業でしたが(苦笑)

ある時「ふるさと」と言うテーマに対して、
「におい」を中心に作文を書いていました。

人の嗅覚は大きな役割を担っているんですよね…。


しかし、ほんとこの週、病んでますよね、私(苦笑)

死を取り巻く題材ばかりを選んでいました。


パフュームが描きたかった事は究極のところ、私自身にはわかりませんでした。
ただある1人の男性の人生を見たという感じでしょうか。

クライマックス。
私は妄想の映像かと思ってしまいました。


決して嫌いな映画ではありませんでしたが、
2度見たいか…といわれれば、それほどのものを得る事ができませんでした。


好きな映画で繰り返し見たいものって、
たとえば泣きたかったり、笑いたかったり、
考えたかったり、現実逃避したかったり、
なにかしらの感動を求めていると思うのです。

が、この映画は私の心を揺さぶるほどの事はなかったです。

全然違う種類の映画だけれど、ショコラを思い出しました。色かな??



実は来週公開の魍魎の匣を見に行きたいと思っていますが、
これもどっちかっていったらこの3作品に近い気がする…




ま、いっか。





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Last updated  December 12, 2007 09:48:20 PM
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