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May 10, 2008
テーマ：暮らしを楽しむ(388531)
カテゴリ：ライフ
ゆっくり話したいから、早めの時間に待ち合わせをしたんですが、 案の定と言うか…遅刻してきた友達。 本当は私の希望で、合流してから…という約束だった 五味太郎作品展にひとりで行って、時間をつぶすことにしました。 五味太郎作品展「絵本の時間」  何よりも見たかったのが、「がいこつさん」の原画。 確か小学校に上がる前、知り合いの叔母さんに頂いた図書券で 自分で選んで買ったのが、このがいこつさんなのです。 思えば、シュールなセレクションですよね（苦笑） しかし運命の出会いともいえて、私の大好きな絵本のひとつです。 なにかを忘れているがいこつさんが、その忘れ物を捜す旅に出るのですが… 冒頭の文章が 「がいこつさんがねています。 目をあけたまま ねているのかというと それはちがいます。 あれは穴です。」 なんです。 こどもの頃の衝撃といったらありません。 五味太郎さん、天才。 その絵本の、 表紙から、最後まで、全ての絵が飾ってありました。 驚いたのが、絵の白い部分は全て抜きで描かれている事。 その白ヌキで作品を作りたいと言う願望から生まれた作品なのだそうです。 実は五味太郎さん自身はちょっと苦手なタイプなのですが（苦笑） 彼の作る作品は本当に素敵です。 吉祥寺美術館はあまり広くは無かったので、五味太郎展も 全部で四つの絵本を紹介した程度。 後は絵本以外の作品が少し。 それなのに、私、１時間近くその場所にいました。 だって大好きながいこつさんの絵が飾ってあるんです。幸せーー 友達がいたら、きっとこんなにゆっくりは見れなかったので、 結果幸せな時間になりました。 ちなみに浜口陽三さんの「浮かびあがるかたち」と言う展示も良かったです。 メゾチントという技法を使った版画だそうですが、 魅力的で、これまた良いものを見せていただいたと言う感じです。 入館料100円。安すぎ！！！！ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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