★フクハナ★

先日入院されたコイケ担当の人工呼吸器装着の患者さま。
４日ほどでウィーニング(人工呼吸器からの離脱)でき、なんとか昨日抜管(人工呼吸器を使用するための口からの管を抜いた事。)できました。そして深夜で出勤するとリカバリーから電子音が…。新生児用の画面モニターのアラーム音もなかなか不思議で成人用のモニターアラームとは違い、耳にまとわりつく音で、それとも違う音。しかも準夜さんはバタバタ。
なにかしら？、とリカバリーをよくみたら再挿管して呼吸器つけてる！！(口から管を入れて人工呼吸器を使用している事)

そういえば、昼寝から起きてからいまいちすっきりしなくて機嫌悪かったし…。と休憩室の冷蔵庫に食料を詰め込み、昼間の様子を思い浮かべながらいざ、出陣。
いつもは夜間電源を夜勤人数の３台以外のものはOFFにする電カルがまだあちこちONしている。こんな時は医師がまだ残ってて使っているからなかなか電源が落とせない証拠。
しかもまだ指示が出る可能性大！
そんな詰所の隅っこでちまちまとカルテ見ながら眠たいなぁ、と思っていると「入院いまからあるって！」と準夜さん。
まだ、他の深夜仲間は来てなくて、本来ならコイケは重症患者チーム所属なので他の方に入院を取ってもらうのに、来ていないからしぶしぶ「は～い。私入院取りまぁす。」

先生は夜中でもお構いなく「そろそろまた、Aちゃん(呼吸器をつけた患者さま)のガス(採血の種類)とろうか。」というし、入院した患者さまは唯一残っていた重症患者さま用の料金のかからない個室に入り(おかげさまで満床になりその後の緊急入院の可能性はなくなったけど。)、個室だ、個室だ、ラッキーだ、といつまでも親がテレビ見て起きてるし、コイケのイライラは募るばかり。
気がついたら５時すぎてて採血コール(採血の患者さまは起きてすぐ採血をさせていただくので起きたら呼んでもらい採血していく。)が鳴り始め…。
やっと仕事が終わって、食べられなかった冷蔵庫の食料をすべてかばんに入れて重い…と思いながら仕事が終わりました。
他の深夜さん２名も、もちろんコイケの患者さまのお手伝いをしてくださり、ぐったり。
そんな、ロッカーで着替えしてたらメールが。
旦那から。
“はる(娘)の調子はよくなったけど、今日外来に来て、っていわれたから今から診察。”と。

とぼとぼ今日は外来やってる日(隔週土曜日で診察している)じゃん、まじめにつれてくるなよ～。(救急外来で受診すると必ず翌日に外来受診を勧められるがコイケは必要でなければ行かない。もちろん、昨日の救急外来受診は点滴目的だったので今日の診察は不必要。)とつぶやきながら他の深夜さんと別れ「かばんの中のヨーグルト、子供に取られちゃうな。」なんて思いながら小児科外来でいきました。
そして外来で会う人会う人みなさんに一通り(もちろんスタッフは顔見知りばかり)挨拶しながら帰宅し、熱のある娘(汗びっしょり)とお風呂に入り、やっと寝れたのは13時過ぎでした。
なんか、いつもより疲れた深夜でした。