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コイケ9150

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2005/07/20
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カテゴリ:ナースのつぶやき
医療に携わる私たちの一番の恐怖が医療事故です。
ほんのわずかなミス、気のゆるみが大事故につながります。(なんだか交通事故みたいですね。)

毎日、小さな事故も起こさないようにと、日々、いろんな確認作業も行われています。
内服ひとつでも必ず、一人目のひとが電子カルテで確認し、もうひとりが薬局からのラベルで確認し、三人目のひとが自分の情報と照らし合わせながら患者さまに薬を配ります。これでもあわせると結構時間がかかるものです。
注射も、1つの注射をつめるのに、最低2人は確認します。
朝から、晩まで、確認業務の多さは計り知れません。

でも、ミスはそんな確認をすり抜けて起きてしまいます。
とても悲しい事です。一番小児科に多いのはベッドからの転落です。
小児科病棟をみたことのある方はご存知ですがベッドが高い柵に囲まれており、そこでみなさん過ごされています。しかし、なかなか柵があがっておらずに付き添いのご家族が一瞬、くしゃみをした隙にベッドから転落された子もいました。
原因は私たちの管理ミスです。
ベッド柵をあげる説明不足、ベッド柵があがっているかの確認不足。

私たちは入院時のオリエンテーションで必ず、ベッド柵の話をします。実際にすぐ落ちてしまうので、乗り降りするとき以外は何があってもあげておいて下さい、と。そして、患者さまのお世話をしに行くときはもちろん、ほんのちょっとの用事でも患者さまのもとへ行った時には柵の確認をし、下がっていれば、「申し訳ないです。」と言いながら柵をあげさせて頂きます。
でも、転落は時々起きる医療事故で、責任は私たちにあります。

どうすれば減るのでしょうか。


なぁんて、おしゃれな感じで書いて見ましたが。
「あれだけ注意したのに、どうして、柵をあげておかないんだよ~」と発見時は心の中でつぶやいてしまうコイケでした。
(発見すると、どこの病院でもあるのですが、事故がおきました、これからはこんな対策を立てて、改善していきます、みたいな書類を書かなければいけないのです。そろそろ、改善策のネタも尽きてしまいました。)(-_-;)





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Last updated  2005/07/20 09:02:52 PM
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