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テーマ:子育てナース(80)
カテゴリ:ナースのつぶやき
こんばんは~。
今日はなんか疲れてご飯も食べずに子どもの事、家のことを簡単に済ませてビール片手にPCで遊び始めました。 そんな、コイケの今日の出来事…。 7月の中旬から、入院している4歳のとっても元気なH君。始めは体のある部分がポッコリ脹れてしまいその脹れの原因を調べるために入院しました。 しかし、数々の検査を重ね、そこに悪性の腫瘍があることが判明。 そしてなかなかご両親の同意が得られなかったのですが、やっと最近、同意のもとに化学療法が始まりました。 まだ、始めたばかりなので副作用は出ていません。しかし、長期の入院、部屋から出られないこと(感染予防のために)のストレスが毎日爆発!!もともと暴れんぼうのH君は、いまでも毎日大暴れ。 しかもコイケがターゲット。 毎日部屋に行けば名字を必ず呼び捨て、もしくはオバサン、と呼ばれてコイケのいたるところにキック、パンチを本気にしてきます。 (4歳児でもかなり痛いです。) そんな、今日1番ショックだったのが顔面キックを受けたことです…。 付き添いのお母さんは「こら、ダメでしょ!」といいますが、言うだけ。 コイケはいつも仕方なく「きゃ~!やられた!!」とやられ役です。 こんな看護、アリでしょうか…。 師匠に相談したら、しっかり叱らないとダメだよ、といわれました。そして、お母さんも甘いよね、って言われました。 確かにお母さん、甘いと思います。もともと王子さまタイプでしたが、治療を始めてから王様です。 でも、コイケ、なんとなくきつく叱れないお母さんの気持ち、同じ母親として共感できるので、今まで、やられ役で我慢しよう、と思っていました。 いつだったか、腫瘍の一部を切除する手術の時、お母さんと二人で手術室から病棟に一緒に帰ってきたときにお母さんとこんなお話をしました。 母:「いつもいつも、すみません。(殴ったり、蹴ったりして)でも…」 コイケ:「仕方ないですよ、ストレスたまりますしね。これからいやなこといっぱい頑張らないといけないし…」 母:「まだ、先が長いですよね。コイケさん、すみません。」 コイケ:「いつもやられ役ですもんね、頑張ります。」 母:「ありがとうございます、これからもお願いします。」 こんな感じの会話でしたがもしやこのことでコイケがターゲットに!? 先輩が、お母さんに確認したら、H君、「コイケが一番バカで最悪~。」と言い、お母さんまでも「コイケさんに一番厳しくしてるかも知れません。」 とあっさり。でも、今日は限界。 みれば、先生にも唾をペッとかけたり、物を投げつけたり、パンチしたり、とコイケほどではありませんがかなり激しいです。 かなり体を張って仕事してます。 コイケの対応がまずかったのかなぁ。 でも、コイケ、H君のお母さんは自分の子がつらい思いをしているから、ほかの事は自由にしてあげたい、叱れない、って思っているように感じます。 かなり一方的だとは思っても、コイケも母として、その考えを否定することができません。 この先、半年にわたる入院治療がが恐ろしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/08/29 09:57:42 PM
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