不思議なソーダ「重曹」
重曹が「デンタルケア」にも使われているってご存知でしたか?1931年に全米歯科協会がつくった商品リストの中で、今日まで生き残っているのが重曹です。重曹を使って歯を磨くことで、歯垢が減って、歯石がたまりにくくなり、又、口臭を防いで、口の中を清潔に保ってくれるのです。しかしごく最近まで、重曹は、粉なので使いにくく、しょっぱいうえに、虫歯予防に効果のあるフッ素が入っていないという理由で、人気はいまひとつでした。チャーチ・アンド・ドワイト社は、こうした点を改善して、1988年、ミント味のフッ素入り重曹歯磨きを発売しました。そして今日では、すべての大手歯磨き粉メーカーから重曹入り歯磨き粉が発売されるようになりました。安全で効果的なデンタル・ケアとして、先人が重曹を使い始めてから6代。おばあちゃんたちが言い続けてきたことは正しかった、と科学が証明したのです。重曹は安全で、口の中のどんな組織も全く刺激しませんし、又重曹の含有率が60~65%と高い歯磨き粉と従来の歯磨き粉を比べてみると、洗浄効果は変わりませんが、歯がずっと磨耗しにくくなることが統計的に分かっています。歯を黄ばませる物質にも、重曹の弱アルカリ性が作用し、歯垢による酸を中和して腐食をおさえてくれるので、歯石がたまりにくくなるのです。さらには、重曹入りの歯磨き粉には、玉葱やニンニク入りのチーズバーガーをを食べたときの口臭をおさえる効果があるという研究さえあるのです。材料屋 福岡SKY