ふみつきの5月のお芝居観劇記 1 (五月大歌舞伎)
5月の17日18日と、東京でお芝居を観て来ました。17日の歌舞伎は、お芝居好きな友達と観るはずだったのですが、彼女仕事が休めなくなってしまい・・・どうしようかと思ったのですが、別の友人が『観ても良いわ~♪』と言ってくださり、チケットを無駄にする事も無く済みました。(よかったわぃなぁ。。。) 5月17日 歌舞伎って、昼の部と夜の部の間は、正味30分くらいしかないのですねぇ。だから、夜の部を観ようと来ている人達の間を昼の部の方々は帰って行く事になるわけで。。。その中に、知っている顔があった。(知っていると言っても一方的になんだけどね)その人は、襲名披露したばかりの林家正蔵師匠でした。 中村勘九郎改め十八代目中村勘三郎襲名披露 『五月大歌舞伎』 夜の部 1、義経千本桜 川連法眼館の場『義経千本桜』の四段目で、義経の家来で静御前を守護してきた佐藤忠信が、実は狐の化身で、静が携えていた鼓は、その狐の親の皮を使って作られた物。親を慕って、忠信へ姿を変え、両親であった鼓(初音)に付き従って、静と共に旅してきた・・・海老蔵が義経、菊之助が静御前、忠信が菊五郎。菊五郎さんの早変わりや、欄干渡りなど視覚的にも楽しみました。・・・・海老蔵さん、太ったのじゃない???それから、あんなしゃべりをする人だったんだ。。。。と。菊之助さんは、衣装といいかわいらしかった。 2、鷺娘玉三郎さんの鷺娘。鷺娘は以前から観たかったのですよ。視覚的にも美しい舞台でしたし、衣装も引き抜きで早変わりし、綺麗でした。それよりなにより、玉三郎さんの踊り!初々しさから執念や激情・・・・・美しい。。。。。 3、野田版 研辰の討たれ・・・今までの研辰を観た事があるわけではなく。だから、今までの砥辰とどうこうと言える訳じゃないのですが。野田さんがホンを書いたと言うので、観たかったのですよね、コレは。歌舞伎を観ていると言うより、歌舞伎役者が出ている野田さんのお芝居と言う印象だったわ。舞台のセット自体も野田芝居な感じ。セリフも多いし、早いし。役者は走るし、群唱(と言うのか?)はあるし、言葉遊び的連鎖していくセリフ。あぁ、野田さんだぁぁぁ。。。と。女形が楽しい!はじけてる!!芸者金魚役の芝のぶさん、福助さん、扇雀さんらがと~~~ってもキュートだ。染五郎さん、声だけでわかる!りりしい!!(・・・新感線のお芝居ではよく観ていたけど、歌舞伎は初めてだったわ、そう言えば)勘太郎君の正しい青年姿は良く似合う。七之助君、喜多さんの金髪の髷だったわ。勘三郎さん、まさかここでも『夜でもアーサー』(弥次さん喜多さんでのセリフ)なんてセリフを聞くとはね。。。・・・・でも、今話題の獅童・・・・・、全然分からなかった!存在感が無い。。。。。。映画や他の話題では、あんなに。。。。。でも、歌舞伎ではさっぱり、なんだか。アンコールで勘三郎さんが言うまで分からなかったよぅ。 歌舞伎であんなに笑った事無いですね。と言っても、最近ちょびっとだけ観始めただけですけど。