この記事は、オーストラリアで自殺をする人たちをこれまで160人を救ってきたと言われるザ・ギャップの天使が死んだとニュースで報道された。
この記事で非常に私が注目したのは、「崖の端に立つ人びとを説得して呼び戻し、1杯のお茶を振る舞って
彼らの話に耳を傾けてきた。」ということ。彼らの話に耳を傾けて理解してあげる、これが本当に人に愛を与えることだと思います。
というのは、以前
宇宙人エロヒムのメッセンジャーである
弥勒菩薩ラエルがセミナーで愛についてお話されたことがあったんです。
人を愛するとは、その人のことを理解してあげ、その人が幸せになれるようにどうしてあげたらいいのかを考えて一生懸命に行動することだとお話されていたように覚えています。
人を理解してあげる事は、 人が死のうと思っていることをも思いとどまらせる力があるんですね。
すごく感慨深いお話だと思います。
以下、記事の引用です。
URL:http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2877852/8942123
【5月14日 AFP】オーストラリア・シドニー(Sydney)屈指の景勝地で自殺のメッカでもある「ザ・ギャップ(The Gap)」と呼ばれる断崖で、約50年にわたって飛び降り自殺をしようとする多くの人の命を救い、「ザ・ギャップの天使(Angel of The Gap)」と呼ばれた豪男性が13日、自宅で死去した。86歳。
地元紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)は「シドニーの悩める人々は彼らの天使を失った」と報じた。
ドン・リッチー(Don Ritchie)さんはザ・ギャップのそばに暮らすようになってから、崖の端に立つ人びとを説得して呼び戻し、1杯のお茶を振る舞って彼らの話に耳を傾けてきた。
娘のスー・リッチー・ベレニー(Sue Ritchie Bereny)さんによると、リッチーさんは第2次世界大戦(World War II)に海軍下士官として従軍し、戦後は企業のビジネスマンとしてキャリアを築いた。自宅の窓から海を眺めるのが好きだったが、悩みを抱えた人にとても敏感だったという。
リッチーさんは自殺志願の人たちに歩み寄り、「何かお手伝いできることはありますか」とだけ尋ねた。「でも、多くの場合それだけで人びとを思いとどまらせるのには十分だったんです。『やさしい言葉と笑顔の持つ力を見くびるな』と父は言っていました」と、ベレニーさんは豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)に語った。
ワトソンズベイ(Watsons Bay)に移り住んだ1964年以来、リッチーさんが救った命は公式記録では約160人。崖の端で男性にタックルして自殺を食い止めたこともあった。しかし、実際にリッチーさんが救った人数はもっと多かったに違いないと家族は信じている。(c)AFP