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カテゴリ:松葉杖
ミラー細胞の働きを以前弥勒菩薩ラエルのセミナーで習ったことがあった。 この細胞は、他の人が何かしている時に、まるで自分がその人がしている事と同じことをしているように脳のなかで感じ、その人に対して同情心や思いやりなどを感じる能力を司るらしい。 今日は街を松葉杖で歩いていたら、高校生の生徒が松葉杖で向かい側から私の方に向かって歩いてくるのが見えた。 以前6月頃に、自分が街を歩いている時に松葉杖をついて歩いている人を見かけたことがあった。その時は、その人が心の中で何を考えているのかとてもわかるような気がして、その人に気が付かない振りをした。しかし、今回は、私はそこでその学生を無視するのではく、その子に歩み寄っていきこう話を切り出した。 「大変だよねぇ。松葉杖は」 その学生曰く、「はい。そうなんです。あなたはどのくらい松葉杖をついてるんですか?」 「もう半年以上ついているよ」と私は話しながら、彼に松葉杖をついていてどうか尋ねた。 彼は、左足を骨折して松葉杖をついていたのです。 そうこう話をしていきながら、彼に松葉杖の正しい付き方とか、どのくらいの高さが歩きやすいか、横腹が痛くならない方法などを教えてあげて、体に無理がいかない歩き方を見せてあげて別れました。 「頑張ってね。ゆっくり焦らずに歩くんだよ」 松葉杖をつき初めて一番苦しかった6月頃、私は、足が激痛で歩けなくて松葉杖を付きながら電車に乗ろうとした時、バランスが思うようにとれず、電車とプラットフォームの隙間に松葉杖の片方が入ってしまい、具合の悪い左膝で体を支えられずそのままその勢いで電車の中に倒れこんでしまった。 その時、周囲の人達は皆、ただじっと見ているだけだった。彼等の数人は、誰が先にこの人に席を譲るだろうか・・・と考えているように見えたが、その他の人達はただ突然の出来事に驚いていたか、なにも感じていなかったかのどちらかのように見えた。 恐らく、6割の人達は何も感じていなかったであろう。2割は助けるのもめんどくさいと考えていたに違いない。他の2割は誰が助けるかな・・・と様子を見ていた。しかし、助けてくれた人は誰一人としていなかった。車掌さん以外は。 見ても見ていない振りをし、助けられるのに助けもしない、苦痛で苦しんでいる人が目の前にいてもその人を助けようとも思わない人々 松葉杖の私が優先席にいくと、そこに座っていた若い女性が急に携帯を取り出してそれを必死に操作する振りをし始めた。その隣に座っていた中年の女性がその若い女性の仕草と私を交互にみて、私に席を譲ってくれた。 大体、席を譲ってくれるのは中年以上の女性だった。中にはおじいさんもいたが、その時は丁寧に断った。 時には、電車の中で、私の近くに立っていた女性が、私に気遣い、自分がつかれているかのようにして電車の中で座り込み、優先席に座っている人達を横目でじっと見つめていた。彼女は、電車を降りようと座席から立ち上がった人達を見届けて、私の肩をポンと叩いて優先席に目配せして電車を降りていった。 意識の眠った人達の多いこの世の中で 時折、さり気なく親切心を見せてくれる人達 そんな世の中はまんざらでもないかな・・・と思うようになってきた。 無視をするよりも、逆に相手へ少しでも思いやりをもって接してあげたいと思った。 宇宙人エロヒムの最後の預言者である弥勒菩薩ラエルは、困っている人がいたら助けてあげるようにと仰っていました。 彼が早く良くなり元気で学校に歩いていくところをイメージして・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.11.17 02:55:32
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