|
カテゴリ:医療
私は最近むちうちの治療のためずっと整骨院とかカイロプラクティックに通っています。
そこの先生から聞いた話ですが それは、整骨院の治療家は柔道整復師の国家資格をとらなくてはいけないが、それを取得して卒業したにせよ、彼らは患者の身体を治療出来るようにはならないらしいです。そして、その半分が脱落していきます。もう半分は、どこかの整骨院で見習いとして治療法を実践の場で習得していくのですが、給料はありません。だから、普通は自分の親の家に住みながらどこかに見習いで働くとか、何か方法を考えないといけないそうです。 また、私の経験上、整骨院の95%はいい加減な治療しかしていません。一度に沢山の患者さんを見て収益を上げるため、一人に対するマッサージは10分から15分程度。これで良くなるというのは非常に考えにくいです。患者さんの症状など無視して、電気は同じ箇所に当てる。腰は痛くないのですが、腰にいつも電気をあてるなど。 国家資格をとった整骨院の卵が、どこかの整骨院で見習いで働いても、きちんとした技術を教えてもらえるかと言えば、それは非常に稀です。自分で勉強し、自分で研究しながら出来るだけ多くの患者さんの身体を触りながら、学んで行く人が、効果的な治療をすることが出来る整骨院の先生になれるようです。 整体師の場合、更に悪い。彼らは国家資格などなく、整体の学校に行ってもろくなことを教わらない。そもそも、教わる技術も中途半端だし、酷い時には、数日の講習を受けて整体の店を開く人達もいるらしい。 整体師の学校を出たらきちんとした手技が出来るようになるのかと言えば違います。 また、カイロプラクティックだが、これも日本には国家資格というものがないし、学校で習う人たちの大半がきちんとした施術が出来ないまま自分の店を開くのが現状です。特に、首などのズレの場合、非常に多くの神経が集まる箇所なので、それをきちんと修正出来る人は99%いないだろうと、私のカイロプラクティックの先生は言われます。 また、カイロプラクティックの場合で、米国などにいってカイロプラクティックの資格を取得したといってその資格証明書の額縁を飾ってるのを見かける時がある。そこは「DC」という資格名称を出している。DCとは、Doctor of Chiropractic。カイロプラクティックのドクターという意味だ。しかし、彼らはその資格の分高い治療費を患者に請求するが、その卒業証明書は、実は短期間でペーパーテストとかで取れるようなもので四年間とかそれ以上の期間、米国やその他の認定されたカイロプラクティック大学で学んでいないです。でも、その違いなど、日本の人達には知る由もありません。だから、DCを持っている日本のカイロプラクターの殆どの技術レベルは、アメリカのDCを持っているカイロプラクターの技術レベルの足元にも及ばない、そして、日本の中でも彼らの技術力は良くない場合が殆どらしいです。 このような事があると聞くと、カイロプラクティックの治療も良く注意して探さないといけないです。 また、ある整骨院などは、ホームページに患者さんで良くなった人の感想とその人達の写真を掲載してます。しかし、その類の宣伝写真の「患者」さんはサクラの場合が非常に多いと聞きます。整骨院や治療院、カイロプラクティックのホームページ作成は、業者にお金さえ払えば集客率を上げられる構成と内容が作ってもらえるわけですね。 このような嘘、または、やらせは、全て金儲けのためです。人の身体を治療する目的の治療院のホームページで集客目当てだけのサクラを使った宣伝を載せるのは、由々しき問題であり、許せるものではありません。それを信じて行った患者さんが実際に被害にあった場合もあります。例えば、カイロプラクティックの治療もしますとうたっている整骨院で数回治療してもらったあと、手足が痺れ始めたという事例は私自身が体験したことです。酷いことに、そこでは毎月定額金額を自動引落にすると、一回の治療費が安くなりますという金儲け目当ての集金システムまで作っていました。そして、そこで治療している先生方は皆若い人達ばかりで、ある先生に治療してもらっている最中に聞いた所、学校で何か治療の仕方を学んだ事はなく、その治療院で初めて習ったと言ってました。そんな人がカイロプラクティックのやり方をそこで数回習ったぐらいで患者の背骨の歪みをチェックし、それを正しく修正することが出来るとは到底考えにくいです。 彼らは患者の健康が大切なのではなく、金を儲け自分の家族を養う事が、また、自分が生活できるようにするのがより大切なのです。こんな人達の治療を受けても、どれほど症状が良くなるのかはわかりません。こういう問題を引き起こしている一つの原因は、政府がカイロプラクティックを国家資格として認めないからです。 また、治療の診断方法がいくらでもやりようによって患者をだますことが出来るような方法を使い、少しずつ効果が出てきているように言って、患者が継続してくるようにしている治療家達もいると聞きました。一つの例ですが、新宿のカイロプラクティックセンターの例ですが、カイロプラクティックの先生が背骨の歪みの診断に測定器を使っていました。それは、温度測定器を背骨の上から下まで、背骨の両側に当てていき、その温度分布の測定結果のグラフを作って、患者に見せる手法を使っています。しかし、実は、その温度測定器を背骨の皮膚に当てる時、その測定器の背中に対する角度を変えたり、背中に当てる強さを変えることで測定温度結果をコントロールするらしいです。 ある先生は、頭蓋反射とSOTなるカイロプラクティックの治療をなさるんですが、これ自体は、オステオパシーの技術を由来とするものらしです。この治療法は全く効き目がないと言うわけではないようです。しかし、従来のカイロプラクティックの治療方法(本当に上図なカイロプラクターに受けることが条件)と比べると、体は楽になりますが、背骨の歪みがきちんと修正されていないような 感じが残ることがよく有りました。 日本オステオパシープロフェッショナル協会 例えば、ニュージーランドではオステオパシーの学校が有ります。 ニュージーランドのUnitecのオステオパシーのコース これは3年間コース+2年間コースです。
ニュージーランドのオステオパシー教育は、日本のそれとは違い格段にレベルが高いです。。日本のオステオパシーは、もどきで、ニュージーランドのは本物のオステオパシーです。 ニュージーランドでオステオパシーの治療を受けたことがありますが、治療の効果は受けた後確実にあります。そして、治療の感覚も、私の場合で二回目は一週間後、3回目は二週間後、4回目は来なくていいと言われました。この時はとても驚きました。というのは、この腰痛は十年以上の付き合いでしたから。 理想的な治療は、マッサージ、指圧、針、オステオパシー、カイロプラクティックの良い部分を取り入れた治療でしょう。それに必須なのは、医学的な知識ですが、今の日本の政治では無理かと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.18 10:51:30
コメント(0) | コメントを書く
[医療] カテゴリの最新記事
|