みのたんよ。
今日は朝のはやくからたたき起こされて眠気まなこのまま特急列車に飛び乗せられたわ。
バアチャンお風邪ひいて寝込んでるのに。。。
アタシ、バアチャンの肩だいて「大丈夫?はやくよくなってね♪」ってお声かけしたの。
そしたら大人のみんな「誰に似たんだろか?」と目を丸くして大笑いしてるの、失礼ね#
で、どこ行くん?
「どこ行くん?」と聞いてもだ~れもわかんない。
母さんも「どこ行くんだろか?」とアタシに聞くんだけど知るわけないわよっ(爆
父さん、いっつも自分で段取りして勝手に日取り決めて行く先知らずなの、いつものパターン。
どうでもいいけど、アンパンマン列車じゃないのも、ゴールドタワーを通り過ぎたのも納得いかないわねwアタシ、
てっきりゴールドタワーかと楽しみにしてたのにぃ~。
切符を見て母さん、「大阪行くん?」と尋ねるも一言、「違うわ」だって。
で、はや~い新幹線に乗って新神戸で降りて、地下鉄で三宮にでて、また電車に乗って。
着いたわよ。王子公園だって。どこそこ?@@?
え?!ここパンダもコアラもいるの?めずらしい黒ヒョウや雪ヒョウもいるのよ。すんごい動物園ね。
で、もっとお楽しみは公園のなかに遊園地があるのよね。
「みのたん、三つだけよ」という父さんのお言いつけ守ったわ。
もうすぐ4才なんだけど5才と偽ってパラシュートを♪3才までは無料だから今度は3才と正直に言って
テントウムシ自転車と観覧車を母さんと♪
アタシ、しっかりしてるでしょ。
こじんまりした動物園を満喫して、父さんソワソワ「次行くぞ」
アタシ「おなかすいたぁ~~」
でも「もうすぐごはんだからがまんしなさい」って。
動物園のなかにたこ焼きとかポテトとかソーセージあるやん、アタシそれがいいのにな。
アタシ今朝電車でおにぎり一個だけだもん。
朝ごはんはともかく、10時にはいつもたくさんたくさんおやつ食べるのにな・・・・
母さんが「もうがまんできんよ」と駅でジュース買ってくれたけど。
でも動物園の駅を歩いて過ぎてもうひつとつの駅も過ぎてまだ歩くのよ。
「もう歩けんのじゃけど」と母さん泣きべそなんだけど。。。
いつもは健脚なはずの父さんも「なんか足にきたわ・・・・」だってふたりとも年ね。。。
で、全然別の電車に乗ってついたのが阪神電車芦屋駅。
「今日一瞬だけ芦屋マダムヤンにしてやるわ」だって母さんに。
「なんのこと?」
で、また歩くのよ、最初テクテクいつのまにかトボトボと。
どこが芦屋マダムかしら?
川を渡ってついたのがなんだか南欧の別荘邸風。
メゾン・ド・ジル・芦屋
ここが今日のエンテーテイメントのお店。
いっつも二人きりでこういうとこでお食事してるらしいんだけど、どういう風の吹きまわし?
そういや今晩からすごい嵐になったけど・・・
用意されてたテーブルは陽光こぼれるテラス席のお部屋。
アタシよりちっちゃい赤ちゃんが一組お食事してたわ。
ほどなくして母さんたちいろんなお皿がきてたけど、アタシにはな~~んにもなし。
でもやさしいお姉さんがパンをたくさん持ってきてくれたわ。
「パンも食べたし、また遊園地行くんだろ?もう出ようよ~~」
「みのちゃん、ごはん今からよ」だって。
「5月には東京でもたくさんこういうお店行くんだからがまんするお勉強ね」
・・・・って注文の多い料理店ならぬ注文の多いお客よね(笑w
注文っていえば父さん言いよったよ。
「今日は記念日だと伝えて、けっこう色々お願いしてたのに撃沈だった」
デギュスタシオンっていう料理に「お好きな食材を」っ書いてあるから素直に「メインは鳩で。
フォワグラのソテーとリンゴのタタンの定番を。前菜のオマールのサラダ仕立てはふたり盛り付けや
色合いを違うもので。対面式の席は苦手なので大人ふたりテラス側に向くように。
メインのお皿を赤と青のラインのリモージュで、赤のほうを妻に・・・・・・・。
もうことごとく間違いだらけで、これだけ対応できない伝言ゲームの成り立たないお店もないわよね。
でも、まぁおいしく楽しく過ごしたみたいで不問にしてたけど、そこんとこ弱気でどぉ~よ。
ご機嫌さんなのはいつもの別嬪さんにサービスされたからかな?
それともいつものように持ち込んだワインのせいかしら。
複雑なようで単純だからさ、このひと。
今日は父さんと母さんの結婚記念日、20周年をお祝いする席でした。
開けたワインはこれとこれ。
「地球滅亡の日に飲むワインっていわれてるけど、それいつかわからんしな、ガハハ」
と笑うのはシャトーディケムっていう甘口ワインの最高峰らしいわよ。
「これはあと10年たって飲むべきだけど、あと10年後あるかどうかわからんしな、ガハハ」
と笑い飛ばすのはロマネ・サン・ヴィバン、薔薇に包まれたような芳香があるのよ。
「これはバラだ!」って父さんつぶやいていたわ。
さ、父さんいつものセリフね。
ここ、3年でもっとも大切な2本をついに開けますよ奥さん!心して飲んでくださいよ!
「わたし、鼻炎でなんも匂わんのじゃけど」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
まったくいつものオバカ夫婦よね(爆だわね
ロマネ・サン・ヴィヴァン 2005 フランク・フォラン・アルベレRomanee St Vivant 2005 Follin Arbelet
ワイナート25号「ピノ・ノアールの世界」特集で、大きく取り上げられた若い生産者です。
本拠地はアロース・コルトン村。
地質学者だったフランク・フォラン・アルベレ氏は結婚した奥さんの実家がブルゴーニュに畑を所有していた縁で
ワイン造りを始めました。
初ビンテージは1990年の村名アロース・コルトンだけでした。
1998年以降は、親戚からたくされたロマネ・サン・ヴィヴァン、コルトン、コルトン・シャルルマーニュの
偉大なグランクリュ畑のワインも造っています。
(奥様クリスチーネさんの曾祖母がルイ・ラトゥールの娘さんという縁から・・)
ブドウは100%徐梗され、15度で短期間の低温浸漬の後、自然酵母を使って発酵。
今でもビジャージュは家族が自分たちの足でおこなうそうです。
グラン・クリュでは新樽比率75%。
非常に深い地下カーヴでじっくりとその熟成を待ちます。
そして、なんと!
あの『神の雫』の中では、
「果実味とスケール感と華やかな薔薇の香りと硬質なミネラルが包み込む-
あのフォラン・アルベレはロマネ・サン・ヴィヴァンのなかでも別格よ」
と絶賛されているのです!最近、ワインを知り始めてから一番気になっていたワイン。
ロマネコンティ畑の真下、土もほとんど変わらないのだとか
イケムでは、1本のブドウの木からたったグラス1杯のワインしかつくらないと誇らしげに語られる。多くの場合、
イケムに6週間から8週間滞在し、最低でも4回はブドウ畑をまわる150人もの摘み手のグループによって、ブドウが完璧に成熟するのを待ってひとつひとつ摘まれる。
イケムは信じられないような熟成の可能性を持っている。イケムのワインはあまりに豊かでふくよかで甘いために、その多くはいつも10回目の誕生日を迎える前に飲まれてしまう。しかし、イケムが最高の飲み頃になるにはほとんどの場合15年から20年の年月が必要であり、偉大なヴィンテージは、50年あるいはそれ以上経っても、新鮮で退廃的に豊かなままであろう。
イケムはほかの有名なボルドー・ワインと違って、プリムール、つまり先物で売られることはない。このワインは、通常はそのヴィンテージの4年後に、非常な高値で出荷されるが、費やされた労力、リスクそして厳格な選別過程を考えれば、最高の値札に値する数少ない高級価格ワインのひとつである。超入手困難!世界最高峰甘口白ワイン、『シャトー ディケム』。偉大なソーテルヌであるばかりか全世界が認める神話的ワイン。ワイン通に「完璧の域を超越したワイン」と言わしめる特別第1級格付ワイン!イケムでは1本のブドウ樹からたったグラス1杯のワインしか造られません。しかも収穫は150人もの収穫人が6~8週間かけて1粒1粒完熟するのを待って摘まれます。この1998年はパーカーポイント95点!クラスマン誌9/10点!IWC95点!ゴミーヨ誌五ツ星で95点!ル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス2012年版では5BDをつけ、「クラシックな偉大なイケム。豊かでしっかりとしていて奥行きがあり、豊かさが驚くほどに強調されている。完璧に熟成するであろう。」と絶賛し、18.5/20点!類まれなる傑作!上流階級の偉大な象徴!至福の瞬間は、ぜひあなたの手で!
なんだかんだいいながらも、温かな春の日差しに包まれて二人はこれまでの歩んだ時間をかみしめるようにゆったり楽しく過ごしたようね。
でもね。。。。。
もうすぐ嵐みたい、
嵐の前触れのように敷地内の多いな楠木がざわざわしはじめたわ・・・・・
あたしはまだまだこれからよ。もう大きくなったもん♪
ではまたこのオトボケ夫婦の実況をお送りするわね♪